触れてみよう電子工作×IoT
お米が少なくなったら自動注文、「スマート米びつ」をラズパイ+myThingsで作ってみた<後編>
新しいお米はLOHACOで注文、Twitterで通知も text by 清土 伸康
2017年7月3日 00:00
僚誌「INTERNET Watch」とリレー形式で掲載していく本連載「触れてみよう電子工作×IoT」。
第3回は、主に「Raspberry Pi 3」とヤフーのサービス「myThings Developers」を利用し、お米が減ると自動で注文をする“スマート米びつ”を紹介する。システムの概要などについてはINTERNET Watchで公開した前編で説明し、今回は実際に作成する手順を解説していく。
なお、前編ではヤフーのmyThingsエバンジェリストである水田千惠氏が執筆を担当したが、後編はmyThingsエンジニア 清土 伸康氏が執筆をしている。
(編集部)
触れてみよう電子工作×IoT 第3回 |
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・お米が少なくなったら自動注文、「スマート米びつ」をラズパイ+myThingsで作ってみた<前編> |
お米が少なくなったら自動で注文! “スマート米びつ”を製作まずは必要となる部品を紹介
前回、INTERNET Watchの概要編で紹介したとおり、今回はお米が少なくなると自動で注文する“スマート米びつ”を製作します。なお、今回のシステムではRaspberry Pi 3とAmazon Web Services(AWS)、myThings Developers(トライアル版)を利用します。
システムの動作を説明すると、
- お米が一定量より少なくなるとRaspberry Pi 3を使った“スマート米びつ”がmyThings Developersへ通知
- myThings Developersがお米をカートに追加するようにLOHACOへ通知
- LOHACOが自分のカートにお米を追加
- カートにお米が追加されたことをTwitterのDirect Messageで通知
という流れです。今回のシステムを製作するために必要となるものは、以下になります。
部品名称 | 入手先 | 参考価格(税込表記) |
Raspberry Pi 3 | スイッチサイエンスなど | 約5,700円 |
感圧センサー | スイッチサイエンスなど | 約500円 |
ADコンバーター | 秋月電子通商など | 約200円 |
LED、抵抗 | 秋月電子通商など | それぞれ約100円 |
ブレッドボード | 秋月電子通商など | 約300円 |
米びつ | 適宜 | 適宜 |
底が浅めの入れ物や薄い板、滑り止めなど | 適宜 | 適宜 |
※2017年6月調べ |