ゲーミングノートPCの選び方
マイクラやFF14をカジュアルに遊びたい、エントリークラスのゲーミングノートPC選び
2018年1月16日 06:05
ゲーミングPCでは、コンシューマーゲーム機以上に美しく滑らかなグラフィックで楽しめるという利点があるが、何もグラフィックだけがPCゲームの全てではない。
マインクラフトにModを追加したり、League of LegendのようなPC版しか存在しないMoBAゲーム、独自のセンスが目立つインディーズゲームなど、ゲーミングPCだからこそ楽しめるゲームも多い。また、FF14やPSO2、ドラゴンクエストXといったMMOやMORPGはユーザー同士のコミュニケーションも魅力だが、チャットなどはキーボードありきのPCの方が快適だ。
今回は、PCでゲームを遊んでみたいユーザーのための最初の一台として、あるいはライトなゲームをカジュアルに楽しみたいというユーザーにおすすめの、エントリークラスのゲーミングノートPCについて紹介しよう。
13万円前後で買えるエントリークラスのゲーミングノートPC
エントリークラスのゲーミングノートは、「ゲームが遊べるPC」を最も安価に手にする選択肢のひとつであり、おおよそ13万円程度のモデルであれば、多くのゲームが中画質程度で遊べるモデルが手に入る。
このクラスのゲーミングノートで注目すべきスペックを確認しよう。
まずはGPUをチェック、現行のGeForce GTX 1050 Ti/1050搭載機種を選ぼう
エントリークラスのゲーミングノートPCでまず注目したいスペックはGPUで、「GeForce GTX 1050」または上位モデルの「GeForce GTX 1050 Ti」を搭載したモデルを選びたい。
このクラスのGPUを搭載していれば、FF14やPSO2といったMMO/MORPGや、大半のMoBAゲームをプレイするのに十分な性能が得られる。
CPUについては、4コア8スレッドCPUである「Core i7-7700HQ」が10万円程度のモデルから採用されているので、このCPUを選んでおけば間違いない。
快適にゲームをするならメモリは8GB以上、コスパ優先ならストレージはSSD + HDD搭載モデル
PCゲームを快適に遊びたいのであれば、メモリ容量は8GB以上は欲しいところだ。
実際のところ、エントリークラスのゲーミングノートPCの大半は8GB以上のメモリを搭載しているので、ゲームをプレイするだけならメモリ容量が不足することはないだろう。PCを他の用途でも使う予定があるなら、カスタマイズなどで16GB以上のメモリを搭載するのもありだ。
ストレージについては、OSの入っているシステムディスクはなるべくSSDを選択すべきだ。PCとしての快適性に大きく影響するので、安価だからといってドライブがHDDのみのモデルを選ぶことはお勧めしない。
OSとゲームの両方をSSDに入れられる環境が理想的ではあるが、大容量SSDは高価なので、低容量SSDと大容量HDDを搭載したデュアルストレージモデルを選択し、ゲームのインストール先をHDDにするというのも、エントリークラスのゲーミングノートでは現実的な選択といえる。
PCゲーマーとしてのデビューやライトゲーマーに魅力的なエントリークラス
ゲーミングノートPCの中で最も安価な部類であるエントリークラスのモデルは、その名の通り「PCでゲームを楽しみたい」ユーザーにちょうどよい性能を備えている。PCでマインクラフトやインディーズゲームを遊んでみたいと考えているなら、まずはこのクラスの製品から検討をはじめると良いだろう。
エントリークラスのゲーミングノートPCは、10万円台前半という買い替えの負担が小さいのも魅力だ。コアゲーマーなら数十万円で最高のゲーミング性能を持ったハイエンドゲーミングノートPCを選んでも損はしないが、ライトなゲーマーならエントリークラスのゲーミングノートPCを数年毎に買い替えていくのも良い選択と言えるだろう。
[撮影協力:ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館、G-Tune:Garage、mouse computer秋葉原ダイレクトショップ]