パワレポ連動企画

2022年型スタンダードPCを作ってみよう！～ Windows 11をインストールする～ STEP 9【9/9】

DOS/V POWER REPORT 2022年春号の記事を丸ごと掲載！

2022年8月31日 00:05

　検証してきたスタンダードPCを実際に組み立てる手順を紹介しよう。簡易水冷型CPUクーラーを取り上げていることもあり、組み立てが難しいのではないかと予想している人もいるかもしれない。しかしマニュアルやこの手順をよく読めば、作業は問題なく進められるはずだ。

Windows 11セットアップ用のUSBメモリを作る

　今回の作例では光学ドライブを搭載していないため、DSP版のWindows 11はそのままではインストールできない。そこでMicrosoftが無償で提供しているWindows 11用の「メディア作成ツール」を利用して、セットアップ用のUSBメモリを作成しよう。

　ただこの作業を行なうためには、別にPCが必要になる。今まで使ってきたPCを使うのがベストだが、友人に借りたり、USBポートの利用を許可しているPCを設置しているネットカフェなどを利用してもよい。

1. メディア作成ツールをダウンロードする
MicrosoftのWebサイト「Windows 11 をダウンロードする」を開き、［Windows 11 のインストールメディアを作成する］の下にある［今すぐダウンロード］をクリック

2. メディア作成ツールを起動
USBメモリを挿し、先ほどダウンロードしたメディア作成ツールを起動すると、ライセンスなどを表示する画面が表示される。一通り最後まで内容を確認したら、［同意する］をクリックして作業を開始

3. 作成するメディアを選択
作成したいセットアップ用のメディアを選択する。今回はセットアップ用のUSBメモリを作りたいので、［USBフラッシュドライブ］を選択して［次へ］をクリック

4. USBメモリのドライブを選択
挿したUSBメモリが正しく認識されていれば、この画面で選択肢として表示されているはずだ。ここでUSBメモリのドライブをクリックして［次へ］

5. セットアップ用USBメモリが完成
USBメモリへのセットアップファイルのコピーが終了すると、この画面が表示される。このUSBメモリを新しく作ったPCに挿し、インストール作業を行なおう

1. ウィザードを開始する
USBメモリからPCを起動すると、Windows 11のセットアップ画面が表示される。［今すぐインストール］をクリック

2. DSP版のプロダクトIDを入力する
購入したDSP版のWindows 11に記されているプロダクトIDを入力しよう。間違いがないように慎重に作業したい

3. パーティションを設定する
システムドライブのパーティション設定を行なう。パーティションを設定しないときは、このまま［次へ］をクリックするだけでよい

4. Microsoftアカウントを入力
システムファイルのコピーと再起動を行なうと、再びセットアップ画面になる。Microsoftアカウントもここで入力する

5. プライバシーの設定などを行なう
さらに、ユーザーの基本的なセキュリティの設定、プライバシー設定などを行なう。画面に表示されるテキストをよく読んで［次へ］

6. Windows 11のインストールが終了
あとはしばらく待てば、Windows 11のデスクトップが表示される。これでWindows 11のインストールは終了だ

1. マザーボードのドライバをインストール
MSIのWebサイトからマザーボードのチップセットドライバなどをダウンロードし、インストールしよう。ドライバ類は、購入したマザーの製品情報ページの「サポート」の項にまとめられている

2. ビデオカードのドライバをインストール
Windows 11の設定アプリを起動し、左にある［Windows Update］ボタンをクリックしてWindows Updateを行なう

3. Windows Updateを適用しよう
システムドライブのパーティション設定を行なう。パーティションを設定しないときは、このまま［次へ］をクリックするだけでよい

4. MSI Centerをインストールする
MSIのマザーボードの各種機能を設定したり、ファンの回転数を細かく調整できる「MSI Center」をインストールする

5. デバイスマネージャーを確認する
最後にデバイスマネージャーを確認して、［×］マークや［！］マークが付いたデバイスがないかどうかを確認する

完成！