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AMDはRyzen 5000シリーズが大ヒット、Intelはキャンペーンで対抗
~ アキバのショップ店員が語る2020年 その2 ~
2021年1月19日 06:05
2020年を振り返るこの企画。アキバのショップスタッフに特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館Bさん
やはりRyzen 5000シリーズの登場が大きかったですね。市場の空気は完全に逆転し、発売後の問い合わせはRyzenばかりです。ただ、上位モデルの在庫が安定しないのは非常に惜しいですね。在庫があればもっと売れるので、早く供給が安定して欲しいです。
ツクモeX.パソコン館Aさん
AMDはCPUの在庫があれば売れるのに……。あとは、32GBのメモリがよく売れたなと。普通に4枚組(合計128GB)を買っていく方も増えましたからね。
ツクモeX.パソコン館Bさん
Intelのシェアがこんなに落ちるとは思わなかったなぁと。うちはまだマシな方だと思いますが、お店によっては結構減っていると思いますよ。Ryzen 3000シリーズの頃は、Intelも売れていて、まあこんなものかなと思っていましたが、Ryzen 5000シリーズが出てからは動きがかなり変わりましたね。個人向けはゲーム需要が大半なので、ゲームでも性能を発揮するAMDのCPUは強いですね。
ツクモパソコン本店Aさん
2020年はAMDの年じゃないですかね。Intelは対抗でいっぱいキャンペーンを増やしてきましたし。あと、AMDはもっと石(CPU)の入荷が増えてくれればいいんですけどね……。個人的には、2021年はRadeonの年になるといいなと。GeForceみたいにラインナップが増えて欲しいです。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Bさん
Ryzen 5000シリーズが大フィーバー。それに見え隠れしてIntelも息を吹き返しているという状況です。この辺は、AMDの在庫が無いとか、キャンペーンの影響が大きいです。あとは、Intel環境がいいという方も多いので。特に配信系の方にはIntelをおすすめしています。
パソコンショップ アークAさん
やはりRyzen 3000/5000シリーズですね。5000シリーズは3000シリーズを持っている人が購入するのかちょっと疑問視していたのですが、予想を大きく超えて売れましたね。5000シリーズは品薄感も手伝って余計に人気が高くなった感じもします。年間通じてRyzenはよく売れましたね。
パソコンショップ アークCさん
一番はRyzen 5000シリーズとGeForce RTX 30シリーズですね。皆さん大注目していましたし、やっぱりといった感じですね。合わせて7GB/sクラスのSSDがよく売れたのも印象的で、SamsungやWestern Digitalなどの大手メーカーのPCIe 4.0対応SSDを待っていた人も多かったんだなと感じましたね。
アキバのショップ店員が語る2020年
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