【 2011年11月19日 】
Amazonタブレット「Kindle Fire」が直輸入で登場

 Amazonの電子書籍用端末「Kindle」シリーズ初のAndroidタブレット、「Kindle Fire」をJan-gle 秋葉原本店とJan-gle 3号店(ブロックC1-[e5])が販売中だ。実売価格は24,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 販売されているのはアカウント登録されていない米国版。「使用するにはAmazonのアカウントが必要だが、国内のアカウントではおそらく登録できない」(販売ショップ)という。


●Kindleシリーズ初のAndroidタブレット

 Kindle Fireは、米Amazon.comが9月に発表したKindleシリーズの新モデル。

 電子ペーパーを採用した従来型Kindleとは位置づけがやや異なり、OSにAndroidを採用、電子書籍ブラウザやWebブラウザを備えるほか、ゲームや音楽、映画、テレビ番組なども楽しめるというエンターテインメント向けタブレット端末になっている。アプリの入手先としては「Amazon Appstore for Android」が用意されている。

 今回販売されているのはアカウント登録が済んでいない米国版。実際に試用してみたところ、標準で用意されている「User's Guide」「Oxford American Dictionary」といった文書が閲覧できなかった(アカウント登録画面が表示され、それ以上進めない)ほか、前述の「Amazon Appstore for Android」も利用できなかった。また、言語の変更方法が不明で、日本語入力も行なえなかった。

 ただ、未確認だが、アカウント登録を必要としないWebブラウザや音楽再生などの機能は使用できるとみられる。なお、Kindle FireはPDF、DOC、JPEG、AAC(DRM非対応)、MP3、MIDI、OGG、WAV、MP4、VP8などの多くのファイルフォーマットに対応している。

 本体サイズは190×120×11.4mm、重量は413g。液晶パネルはマルチタッチ対応のIPSタイプで、解像度は1,024×600ドット。ストレージ容量は8GB。無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)やUSB 2.0(MicroBコネクタ)などの機能も備えている。バッテリー動作時間は最大8時間。

 付属品は充電用Micro USBケーブルとクイックガイド。

 ちなみに、第4世代Kindleとしては、ほかに標準モデルの「Kindle」、タッチ操作対応モデルの「Kindle Touch」、3G対応モデルの「Kindle Touch 3G」が発表されており、標準モデルについてはPC Watchとケータイ Watchが試用レポートを行なっている。


□Kindle Fire/プレスリリース(Amazon.com)
http://www.amazon.com/gp/product/B0051VVOB2/
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1610968&highlight=

□関連記事
【2011年11月17日】米Amazon、「Kindle Fire」のソースコード公開、分解は簡単でハッカーも注目(INTERNET Watch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111117_491596.html
【2011年10月13日】読書の秋に、軽くなった新Kindleを(ケータイ Watch)
http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/todays_goods/20111013_483202.html
【2011年10月6日】Amazonの第4世代「Kindle」試用レポート(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20111006_481798.html
【2011年9月29日】米Amazon.comが最新「Kindle」発表、Androidアプリ対応モデルも(ケータイ Watch)
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20110929_480424.html


Amazon Kindle

[撮影協力:Jan-gle 秋葉原本店とJan-gle 3号店(ブロックC1-[e5])]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。