3G通信モジュールをUSBアダプタとして内蔵、あるいは分離してPCで利用できるユニークなAndroidタブレット。メーカーはARCHOSで、今回発売されたモデルは海外直輸入。 この製品は、Android 3.2を搭載した8インチクラスのタブレット。GセンサやGPSを搭載するなど、全般的にスペックが高い製品だが、最もユニークなのがUSBメモリ風の3G通信モジュール(USB接続)が別売されており、それを内蔵できる専用スロットが用意されている点。「3G通信モジュールを別売にすることで、製品価格を抑えられ、購入後にアップグレードすることも可能になる」というのがメーカーのうたうポイントだ。 また、この3Gモジュールはこの製品専用ではなく、Windows PCやMacでも利用可能、さらに同社の10インチタブレット「ARCHOS 101 G9」でも共用できる。 なお、今回の直輸入品が、技術適合認定を受けているかどうかは不明だが、こうして無線部分を分離することで、国内での認定が取りやすくなる可能性も考えられる。 今回のモジュールの通信方式はHSPAで、対応周波数の詳細は不明。モジュール内部にはSIMスロットが用意されている。ショップでは「直輸入品のため、初期状態における物理破損以外は保証しない」と説明している。 タブレット本体の仕様では、CPUにTIの最新チップ、OMAP4430を搭載しているのが特徴。Cortex A9コアをデュアルコアで搭載、動作クロックは1GHz、内蔵GPUがPowerVR SGX540とされている。OMAP4世代を搭載する直輸入タブレットは比較的珍しい。 そのほかの仕様は、液晶サイズが8インチ/1,024×768ドット(静電容量式マルチタッチ)、メモリ容量が512MB、ストレージ容量が8GB、無線インターフェイスがIEEE 802.11b/g/nとBluetooth 2.1+EDR、搭載デバイスがマイク/カメラ(フロント/背面)/Gセンサ/GPSなど。重量は720g。スタンドを内蔵しているのも特徴だ。 ちなみにARCHOSでは、250GBのHDDを搭載した姉妹モデルもラインナップしている。こちらの入荷予定などは不明。
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