“ドン勝”や人気タイトルでチェック！Core i7とRyzen 7、ゲームに強いのはどっちだ？

まとめ：AMDのCPUは性能を大幅に伸ばしたが、Core i7-7700Kは安定して強い

　今回さまざまなゲームのパフォーマンスをチェックしてきたが、Core i7-7700Kは安定して速く、ハイパワーGPUのパフォーマンスを効果的に引き出せるという結論が見えてきた。ゲームや設定によってはGPUの1～2ランク程度の開きが出る結果を前にすれば、ゲーミングPC向けCPUのベストバイは（今のところ）Core i7-7700Kであることは間違いない。もちろんマルチスレッド性能に優れるRyzenも決して悪くない選択だが、用途をゲーミングPCに絞れば、Core i7に一歩およばない。

　とはいえ、少し前までの“AMD製CPUでは遅い”という状況から、“条件しだいではCore i7に肉薄する”という状況になったことは、自作erとして大いに喜ぶべきだろう。Ryzenの登場によりSkylake-XやKaby Lake-Xの登場が前倒しになったように、健全な発展にはよきライバルが必要だと改めて認識させられた。多コアCPUが安価に流通し始めれば、今後ゲーム側での利用も加速されるはず。そうなったときにCPU選びはどう変化するのか興味はつきない。