iPhoneの中古品に注目集まる、Google Pixelシリーズの売れ行き好調

　街の活気が戻ってきて、イベント系が前年に比べて規模も頻度も大きくなってるように感じます。また、iPhone 15が出てから割と新しめのiPhone 13・14シリーズの中古品の動きが活発になりました。最新機種より価格重視の方が多いようです。

　iPhoneは新モデルが出るたびに値上がりが続いているので、中古のiPhoneを求めて来店する人が増えましたね。これまで中古品の購入を検討していなかった人達が来てくれたりするので、変化を感じますね。未使用品であれば通販で買う方が手間もかからず楽ですが、中古品の場合は個体ごとに状態が違うので、実際に見てから買いたいというニーズが大きいんですよね。こうした面は実店舗を構える中古品販売ショップには追い風になりますね。

　2023年は海外から秋葉原に訪れる人が本当に増えましたね。それに伴い、モバイルバッテリーや自撮り棒といったような、旅行者向けのアイテムの売れ行きがかなり良くなりました。コロナ禍で売れていなかった製品が売れるようになってくると、コロナの影響はなくなってきたんだなと実感しますね。

　やはり「Google Pixel」ですかね、2023年に一番存在感が増したモデルだと思います。 Pixel 6あたりから売れ出してはいたのですが、Pixel 7aで一気に状況が変わりましたね。Google自身が宣伝にかなり力を入れて一般ユーザーへアピールしたのも大きいですね。消しゴムマジックの機能をわかりやすく見せたり、宣伝にフワちゃんを起用したりと、キャッチ―でしたしね。価格設定も良かったと思います。こうしたこともあり、中古品もかなり売れました。「Google Pixel」の認知度が段違いに上がった年だったと思いますね。

　年間を通して売れたものだと、moto g53y 5GやLibero 5G III、AQUOS wish3などが印象に残っていますね。3モデルとも低価格帯かつコスパがかなり高いので、長期間に渡り人気モデルになっていますね。

　Google Pixel 7aがめちゃめちゃ売れましたね。その人気に引っ張られる形で旧モデルlも良く売れました。「Pixel」がブランドとして人気になった年と言えるのではないでしょうか。安価なAndoroidの端末だと、ZTE Libero 5G IIIが強いですね。2万円以下で購入できるモデルでは本当にコストパフォーマンスが良いですからね。台数を多く仕入れられたのもありますが、かなりの数を販売しています。

　海外の方にはGRAMINのスマートウォッチが良く売れました。日本ではそれほど人気にはなっていませんが、海外では人気ブランドなので、割安で購入できるモデルは好評です。

　ワイヤレスイヤホンもかなりの数が売れました。AirPods系が売れたのはもちろん、ソニーのWF-1000XM4も人気になりました。後継の‎WF-1000XM5は……価格がこなれてきてからですかね。ソニーのモデルは、日本人の方にも海外の方にも好評ですね。

　渡航制限がなくなり、国外からの観光客が多く来店されました。特にミニ家電系が人気で、ジャンルによらず「製品パッケージがスーツケースに入るか否か」という基準で売れています。帰国後に使うということで、日本がまだ暖かい時期から防寒アイテムも、外国人観光客に人気でした。逆に夏は暑い日が長かったので、客層を問わず冷感アイテムが人気でしたね。