海外からの観光客が急増した秋葉原、街並みや客層にも変化

　人の流れで振り返ると、夏頃までは来店されるのはほぼ日本の方といった状況でしたが、後半に入り海外の方がかなり増えましたね。ジャンク品のスマートフォンなどは実は海外の方にも好評で、想定よりも一気にニーズが増えてしまったので、海外向けに翻訳したポップなども用意して対応しています。コロナ関連の張り紙も店頭からは無くなりましたし、空気感が大きく変わった年だったのではないでしょうか。

　海外から秋葉原に訪れる人がだいぶ増えましたし、当然日本の方も増えました。コロナ前に完全に戻ったととまでは行きませんが、一年を振り返ると、店頭に人が戻ってきたことが一番の変化だと思いますね。

　2023年は海外の方がものすごく増えましたね。コロナウイルスが5類感染症になり、制限が解除されて以降は様々な国の方が来店してくれています。ただ、中国の方が以前と比べると激減しているので、そこは気がかりです。見ている印象では、ほとんどの方が個人旅行で日本に来ているようで、団体旅行の方は店頭では見かけませんね。

　女性の方や学生の方が寄ってくれることがかなり増えました。以前はパソコンマニアといった感じの方がほとんどだったのですが、口コミで広まっていったり、詳しい人が周りに紹介してくれたりと、客層の広まりを感じた一年でした。店頭で相談がしっかりできるお店と聞いてきたと、高齢の方が訪れてくれることも増えてきました。店頭には実機をテストするスペースも用意していますし、性能のテストや製品の状態の使いながら確認もできますし、購入前には是非店頭にきてもらいたいですね。

　カードショップがさらに増えた一年に感じました。今まで店の周りはそこまで多くなかったのに、今では10軒以上はあるようですし、増えるペースも以前より早くなった気がします。

　直近だと全く動きのなかった隣のビルにお店が入りましたね。あとは、GeForce RTX 4090の異常な値上がりや西川電子部品の廃業話もかなり驚きました。

　やっぱり海外のお客さんが増えましたね。お店的に印象に残っていることと言えば、店舗の改装をして広くなったことですかね（笑）

　当社のNEXTGEARの新ブランド創設が大きく、実機を確認しに来店するお客さんが多かったです。あとは再開発で様々なショプが閉店していて、うちの入ってるビルもどうなのかなぁと心配になっています。

　個人的には阪神タイガース優勝が1番ですね。ほんとうは店頭で優勝セールとかできたら良かったのですが……世の中いろいろルールがありますからね(笑)。上野で「阪神タイガースTHE MOVIE2023―栄光のARE―」が上映していたので観に行ってきたのですが、なんと満員でした。本拠地でもないのに結構すごいことだと思います、日本中のファンに感動を与えたと思いますね。