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コンパクトPCの基礎知識【今、本当に欲しい自作PC⑤】
DOS/V POWER REPORT 2023年秋号の記事を丸ごと掲載!
2024年4月5日 11:05
POINT 1 意外と幅広い“Mini-ITX”
小型PCを作るときによく利用するのがMini-ITXフォームファクター。拡張スロットは1本のみ、メモリスロットも2本に制限されるが、対応マザーボードは17cm四方と非常にコンパクト。M.2スロットを表面だけでなく基板の裏側に実装したり、2階建てのように小さな基板を重ねたり、限られた面積の中でさまざまな工夫をこらした製品が存在する。
この小型マザーボードを収納できるのがMini-ITXケースだ。かつてはMini-ITXマザーボードがギリギリ収まるサイズのものが主流だったが、近年は大型ビデオカードや大型ラジエータをラクラク搭載でき、microATXケースと大差ないサイズのものが登場している。最近のビデオカードは2スロット以上の厚みを持ったものが大半なこともあり、小型ケースであっても2~3スロット分の拡張ブラケットを備えたものが増えている。
POINT 2 そのほかのパーツのチェックポイント
上で解説したように、Mini-ITXケースの中にはmicroATXケース並みのサイズを持ち、搭載するパーツにほとんど制限のないものもあるが、それでもいくつか事前に確認したいポイントがいくつか存在する。
まずはビデオカードだ。カード長に制限のあるもの、拡張ブラケットが1 ~ 2本分しかなくクーラーの厚みでほかのものと干渉することがある。CPUクーラーも高さに制限が付きやすい。なかにはリテールクーラーも取り付けられず、低背のトップフロークーラーの購入が必須なことも。ATX電源ではなくより小型なSFX電源を利用する場合はこうした制限が緩和されるパターンもよくある。
内蔵ストレージ用のベイが少ないものも多いが、これはATXケースであっても少ないのが最近のトレンドだ。Mini-ITX特有の問題として、マザーボードが備えるM.2スロットが少ない点がある。拡張スロットで増設するのも限界があり、できるだけ大容量のSSDを搭載することでカバーしよう。
POINT 3 これらを踏まえてプロにムチャブリオーダー
[TEXT:編集部 遠山健太郎]
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今回は、DOS/V POWER REPORT「2023年秋号」の記事をまるごと掲載しています。
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