2007年06月04日

S端子に気をつけろ(改訂版)
投稿者:Kotaro 21:13 カテゴリー:互換性/技術情報


 これはドスパラ秋葉原本店に掲示してあった注意書きです。

※表記内容に誤りがあったため、内容を修正しました(23:50)。

 同店によると、マザーボード付属のS端子ケーブルが海外仕様だったものがあったとのこと。このケーブルは国内販売されている機器に対応しておらず、無理に差すと抜けなくなるそうです。(23:50削除)

 ………という話を先ほど書かせていただいたんですが、ついさっき読者から「突起が頂上部にあるのが正しい国内仕様のS端子なので、“出張っている”とコメントのついた写真の方が正しい国内仕様品」というご指摘を頂きました。調査したところ、確かにそのようです。いや、知識不足でお恥ずかしい。お詫びして訂正させていただきます。

 ただし、同店で「S端子からケーブルが抜けなくなった」というトラブルがあったのは間違いない模様。おそらく、マザーボード側のS端子コネクタが突起のない「海外仕様」で、そこに突起のあるS端子ケーブルを差してしまったんじゃないかなと。どちらにせよ、基本は「無理矢理差し込まない」、ということでしょうか。

 (6/7追記):再度ショップに確認したところ、「海外仕様のS端子ケーブルが付属していた」のではなく、「マザーボード付属ブラケットに異常形状のS端子コネクタがついていたものがあった」とのこと。

2007年06月01日

最新SAS-HDDのベンチ結果は?
投稿者:Kotaro 00:57 カテゴリー:互換性/技術情報



 「手が届きそうで、意外と手が出ないハイエンド製品」というのは自作界隈ではありがちですが、そのひとつと言えそうなのがSAS-HDD。






CrystalMark 2004R2によるベンチ結果】

 私も昔はSCSIを使っていたクチなので、興味ゼロではないですが、いかんせん価格がね………

 なーんて思っていたら、USER'S SIDE本店のスタッフ某氏が、最新の15,000rpmモデル「Savvio 15K.1(ST936751SS)」(36GB)を自腹で購入、ベンチマークを見せてくれました。

 それがこれ←。

 シーケンシャルリードは100MB/sにわずかに及ばない99.14MB/sで、ランダムリード512KBは66.69MB/s。

 この速度を「結構速い」ととるか「意外と出ない」ととるかは人それぞれかと思いますが、Raptorを含むSerial ATA-HDDよりは全般に速い、ということは言えそうです。

 ちなみにこのHDDの同店での価格は51,240円。同店最安のSASカードはHP LSI 3041E 4-PORT SAS 3GB RAID CARD(EH417AA)の20,790円(ケーブル別売)とのこと。

2007年04月23日

故障ではありません!
投稿者:Kotaro 10:10 カテゴリー:アイテム



 これはUSER'S SIDE本店が販売中のショップブランドPC(211,050円)。

 見た目が少々派手ですが、ま、普通のPCと言えば普通のPCの様子です。

 でも、たまたま居合わせた同店スタッフY氏は何故かニヤリとしながら電源ON。そしてその直後、筐体から「ブォン、ブォォォォォォォン~~~」という怪音が…………

 BIOS起動前なので、もちろんOS起動音であるはずはなく、そしてこのノイズっぽい音…………電源投入直後という状況………

 ヤバイ!?

 ………と、思いきや、実はこれ、ケースが備える「起動音」だそう。ちなみにレーシングカーをイメージしたものだとか。

 マザーボードやOSでなく、ケースが備えるもの故に、電源投入直後、誤解を招く(?)タイミングで鳴るようです。

 ケースのメーカーはINWINで、型番はIW-J614TA/WOSP(R)。弊誌でも一度掲載してますが、残念ながらその時には見落としていた模様。申し訳ない。

 ショップブランドPCに採用してしまうUSER'S SIDE本店もなかなか剛毅ですが、「普通はオフにして出荷する予定」(同店)とか。もちろん希望すれば「オン」もアリ。

 ちなみに、このPCを最初に組んだスタッフ氏もやっぱり「ヤバイ!」と思ったそうで、反射的に電源ケーブルを引き抜いたとか。曰く、「今までいろんな異音を聞いてきたけど、あんな異音は聞いたことがない」。

 …………いやいや人騒がせなケースです。

[動画] ~IW-J614TA/WOSP(R)起動音 ~
Windows Media Video 9 / 8秒

2007年04月08日

ポートマルチプライヤー経由でのRAID起動デモ
投稿者:Kotaro 02:10 カテゴリー:イベント/デモ



 オリオスペックでは、Serial ATAポートマルチプライヤー経由でRAIDを構築、そのRAIDからPCを起動する、というデモをやっています。  同店曰く、「ポートマルチプライヤー経由のHDDから起動できるSerial ATAインターフェイスはあまりなく、それができてもポートマルチプライヤー経由のRAIDから起動できる例はほとんどない」とか。

 デモで利用しているSerial ATA-RAIDカードはHighPointのRocketRAID 2314(28,800円)。ただし、カードのBIOSを最新版にアップデートすることと、SiI3724を使ったポートマルチプライヤーを利用することが必須だそうです。

2007年04月06日

ソニーの地デジチューナー「VGF-DT1」の動作環境は……
投稿者:かず 04:11 カテゴリー:互換性/技術情報

写真
 【VGF-DT1 空飛ぶ円盤…】

 【VAIO Digital TV メニュー】
写真
 【サウンド関連のエラー表示】

 【デュアルディスプレイエラー】
写真
 【録画番組の再生リスト表示】
 先週発売されたソニーのデジタルチューナーユニット「VGF-DT1」。動作環境で問題になるのはビデオカードとディスプレイのHDCP対応だけかと思いきや、サウンド周りにも条件がある模様。

 サウンド周りの明確な動作環境は不明ながら、実際にASUS P5B DELUXEのサウンド機能(Analog Devices SoundMAX/最新ドライバ使用)を使った自作PC(OSはWindows XP MCE2005)で試したところ、テレビ視聴モード選択時に「CAN_NOT_OUTPUT_FAIL_APPLY_SCMS」というエラーが発生して、何も視聴できない状況に……。サウンドドライバをアンインストールするとエラーメッセージが出ないほか(ただし、映像も表示されない)、サウンド機能をCreative SoundBLASTER Digital Music LX(USB接続)に変更したところ、何の問題もなく視聴できたので、サウンド周りに何らかの条件があるのは恐らく間違いないかと(単なる相性という可能性も捨てきれませんが)……。導入を検討している方はご注意を。

 ちなみに今回、自作PC(CPU:Core 2 Duo E6600/3GHz動作、メモリ:DDR2-667 1GB×2、マザーボード:ASUS P5B DELUXE、ビデオカード:NX7300GS-MD256EH(HDCP対応)、サウンド:Creative SoundBLASTER Digital Music LX)とThinkPad X60(1706-49J)で動作確認をしましたが、どちらも視聴・録画はOKでした。

 ただし、デュアルディスプレイ環境に関してはThinkPad X60(本体ディスプレイ+三菱 RDT1710VM/アナログ接続)では問題なく動作したものの、自作PC(アイ・オー・データ LCD-AD221XB/HDCP対応+パイオニア PDP-506HD/アナログ接続)の場合はエラーが出て視聴できない始末………。自作PCの環境で表示できない理由は不明ですが、恐らくHDCP対応とHDCP非対応の環境が混在しているからかも……。

 最後に録画した番組の扱いに関して。録画した番組は専用ソフト「VAIO Digital TV」以外の動画再生ソフトではやはり視聴できず……。運良くファイルが開けても最初の1秒程度の映像が繰り返し再生されるだけ。また、動画編集ソフトにファイルを放り込んだ場合はノイズだらけの映像が表示されるだけという、まさに著作権保護の嵐!。

 ついでにPC(A)で録画した番組をPC(B)にコピーしてみましたが、VAIO Digital TV上の再生リストにコピーした番組名が表示されないため視聴はできず……。さらに駄目もとでPC(A)で録画した番組(A)を、PC(B)で録画した番組(B)と同じファイル名に変更してPC(B)のフォルダに置いてみましたが、番組名は表示されるものの再生はやっぱり駄目。おまけに録画した番組はファイル名を変更しただけで再生リストから消えて再生できなくなる始末(ファイル名を元に戻せば視聴可能)………。多くの非難を浴びているデジタル放送の著作権保護ですが、ここまでくると怒りを通り越して呆れてしまいますな……。

 ちなみに録画予約リストはチューナー側に保存されているらしく、PC(A)、PC(B)共に同じリストが表示されます。なお、iEPGで番組予約をする場合、PC(A)からPC(B)のHDDを保存先に指定することも可能です(ただし、録画された番組はPC(B)でしか視聴できないので悪しからず……)。

 というわけで、過剰な著作権保護のせいで何かと不便なところもある代物ですが、当然ながら画質はアナログ放送やワンセグ放送とは比較にならないほど高画質。「手軽に操作できるHDDレコーダーでいいじゃん」という意見もあるかと思いますが、安価に入手できるHDDに好きなだけハイビジョン放送を録画できる点や、LAN経由で視聴出来る点にメリットを見出す人も多いはず。さらに外付けデジタルチューナーとしても利用できるので、お買い得は意外に高いかも?(ただし、PCで録画している時はD端子経由でテレビを視聴することは出来ません。ご注意を……)

□関連記事
【3月31日号】地デジを録画できるLAN接続チューナー発売、ソニー製
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20070331/etc_sony.html
【2007年1月31日】テレビを進化させるVAIO、「TP1」+「DT1」登場(小寺信良の週刊Electric Zooma!/AV Watch)
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070131/zooma293.htm

2007年03月18日

Nokia E61でWeb閲覧&Google Maps
投稿者:かず 05:20 カテゴリー:互換性/技術情報

写真
 取材で使う情報端末として今月からノキアの3G対応スマートフォン「Nokia E61」を利用している。

 Nokia E61の詳しいレビューは僚誌PC Watchを参考にしていただくとして、今回は実際にインターネットに接続してWebやGoogle Mapsを閲覧した時の動作状況を動画で撮影したのでご覧頂きたい。 すでにこういった携帯端末を利用している人にとってはあまり驚きは無いかもしれないが、大半の方にとっては「予想以上に快適に動作している」と感じてもらえるはずである。

 今回の通信環境は以下のとおり。

・利用回線:ソフトバンク パケット通信(アクセスインターネット経由:ベストエフォード 下り最大384kbps/上り最大64kbps)

・使用ソフト:Opera Mobile(有料ソフト 24ドル) / Google Maps(フリーソフト)

※今回の動画は自宅で撮影したが、電車・徒歩で移動中の場合も、同じような通信速度で閲覧することができる(アンテナの受信状況が同程度の場合)

[動画] ~Opera Mobile ~
Windows Media Video 9 / 1分22秒
[動画] ~ GoogleMaps ~
Windows Media Video 9 / 54秒

2007年03月17日

ASUSのP5BシリーズもFSB 1,333MHz対応に
投稿者:Kotaro 12:15 カテゴリー:互換性/技術情報




 ここ最近、「FSB 1,333MHzの未発表CPUにも対応する」ことを謳うGIGABYTEのLGA775マザーボードが大量に発売されています。1月末に発売された「GA-965P-DS4 rev.3.3」を皮切りに「rev3.3」のつくマイナーチェンジ版がゾロゾロと………。

 これに対抗して、というわけなのか、ASUSも主力とするP5Bシリーズの製品パッケージに「FSB 1,333MHzサポート」のラベルを貼り、対応をアピールして出荷中です。  GIGABYTEと違い、「マザーボードのリビジョンが変わったとは聞いていない」(販売しているTWOTOP秋葉原本店)そうで、だとするとBIOSの違いのみ、などという可能性もありそうです。

 なお、ラベル付きモデルの販売を確認したのは今のところ、P5B-E Plus(実売価格22,000円前後)とP5B Deluxe(同25,000円前後)の2モデル。現状ではラベル無しモデルも流通しているようなので、「FSB 1,333MHz対応」を特に気にする方は、(実際の違いがあるかどうかはともかく)ラベルの有無を確認した方が良さそうです。

2007年03月02日

OC耐性が高いらしいCore 2 Duo E6600
投稿者:かず 02:12 カテゴリー:互換性/技術情報

写真
 最近、TSUKUMO eX. で「Core 2 Duo E6600のパッケージを見せて欲しい」という人が多いんだとか。

 なんでも、パッケージ側面のラベルにあるロットナンバーが「L633A808」というやつを探しているらしい(写真は別ロットの「L633A807」を掲載)。噂では、オーバークロック耐性が高いようですが、「詳細は不明」(同店)とのこと。

 ちなみに「新しいステッピングのE6600が今週から入荷しているため、L633A808など従来のステッピングのモデルは今後は入荷しない予定」(同)ということなので、お探しの方はお早めに……。

2007年02月15日

Windows Vistaで玄箱にアクセスするには……
投稿者:かず 00:00 カテゴリー:互換性/技術情報

写真
 自宅のPC(ThinkPad X60)にWindows Vista Ultimateをインストールしたところ、NASキット「玄箱」の共有フォルダに何故かアクセス出来ない……。

 共有フォルダにはアクセス制限をかけていたので、「ユーザー名とパスワードが間違っているのか?」と思い、それぞれ設定し直したがやっぱり駄目。Windows XPをインストールした別のPCでは問題なくアクセス出来るほか、ブラウザ経由で玄箱のアクセス制限を解除するとWindows Vistaでも共有フォルダにアクセスできるようになるので、「ログオン時の認証の問題だよなぁ(でも、設定方法がわからない……)」と思っていたところ、玄人志向のBBSに解決方法が掲載されていました。なんでも、Windows Vistaは認証のデフォルト設定が変更されており、玄箱にアクセスする場合は管理ツールでLAN Manager 認証レベルを変更する必要があるとのこと。

 私のように悩んでいた方は是非お試しを……。

2007年02月08日

コンセントとPCの微妙な関係?
投稿者:Kotaro 22:56 カテゴリー:互換性/技術情報


 今週になって、PCパーツ代理店のグロウアップ・ジャパンが←なPOPをショップに配布しています。

 内容は「コンセントの100Vは、地方/地域により“ちゃんとした100V”じゃないこともある」というもので、「だから低電圧でも大丈夫な弊社の電源を」という結論になっているんですが、同社直営店でもあるUSER'S SIDE本店によると、コレ、もっと身近なトラブルとして起こることもあるんだとか。

 曰く「タコ足配線や宅内配線の問題で電圧が100V以下に落ち、結果としてPCの動作不具合が起きる」んだそうで、そうした場合は、タコ足配線を止めたり、差し込むコンセントを変えてみただけで嘘のようにトラブルが解決するとのこと。

 そういえば、最近発売されている1,000W級の電源でもこんな話があるわけで、なんかちょっと考えさせられます。

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