人気のROG STRIXシリーズ随一の高コスパに注目！ASUS「ROG STRIX B760-G GAMING WIFI D4」【不要な出費を抑えたい人のためのお宝マザーボード8選】⑤

人気のROG STRIXシリーズ随一の高コスパに注目！

ASUSTeK Computer　ROG STRIX B760-G GAMING WIFI D4　実売価格：35,000円前後

拡張スロット：PCI-E 5.0 x16×1、PCI-E 4.0 x4（x16形状）×1、PCI-E 4.0 x1×2●主なインターフェース：M.2（PCI-E 4.0 x4接続）×2、SATA 3.0×4、USB 20Gbps（Type-C）×1、USB 10Gbps×1、USB 10Gbps（Type-C）×1、USB 5Gbps×4、USB 5Gbps（Type-C）×1、DP×1、HDMI 2.1×1●LAN：2.5GBASE-T×1●無線LAN：Wi-Fi 6E

　ASUSTeKのROG STRIXシリーズは高品質で拡張性が高く、使い勝手のよい独自機能が満載されている。以前は2万円台で購入でき、定番マザーボードとして人気を集めていたが、最近はROG STRIXシリーズも高価となりおいそれと手を出しづらくなっている。しかし、「ROG STRIX B760-G GAMING WIFI D4」は、現在のROG STRIXシリーズの中で、比較的低価格ながらも機能が充実した高コスパモデルに仕上がっている。

　VRMは合金チョークや高耐久コンデンサなどの高級部品を採用した12＋1フェーズ構成。規模は上位モデルに一歩譲るものの、Core i9-13900Kで負荷テストを実行しても動作クロックが非常に安定していたので品質は確かだ。VRMやM.2スロットに放熱効果の高いヒートシンクを装備するなど冷却対策も万全。品質重視の作りはさすがROG STRIXシリーズといったところ。

USB 20Gbps（Type-C）に加え5Gbps対応のUSB Type-Cコネクタを装備するなどUSBポートが充実している

　M.2 SSDをクリップで固定する「M.2 Q-Latch」やビデオカードを取り外しやすくするPCIe Q Release」など使い勝手のよい独自機能を満載する点もROG STRIXシリーズの特徴。サウンド機能やネットワーク機能、USBインターフェースも充実、これで3万円台半ばなら値頃感もある。ATXへのこだわりがないならぜひ検討してみてほしい。

ライバルと比較

　第13世代Core対応のROG STRIXシリーズの仕様を比較した。Z790とB760の「F GAMING WIFI」はDDR5対応モデルだ。VRMの仕様は上位モデルに及ばないが、CPUを定格で動作させるには十分。そのほかM.2スロットが少ないこと以外は実用的に問題となる点はない。価格を考えるとROG STRIXシリーズの中で本機はかなりお買い得感がある

※PCI-E＝PCI Express、SATA＝Serial ATA、DP＝DisplayPort、USBのポート数はピンヘッダ含む、USBポートのコネクタ形状を明記していないものはType-Aまたはピンヘッダ

①最大5,333MHzのDDR4メモリに対応。容量は128GBまで搭載可能　②フロント用USB Type-Cヘッダは10Gbpsに対応している

③VRMは各フェーズ60A対応の12＋1構成。CPUを定格で動作させるには十分だ。

③実際、Core i9-13900KでOCCTを実行しても動作クロックは非常に安定していた

④2基のM.2スロットにはいずれもクリップでM.2 SSDを固定できる「M.2 Q-Latch」機構を採用。M.2 SSDの着脱が簡単にできるのはうれしいところだ

⑤ボタンを押すだけでビデオカードをPCI Express x16スロットから簡単に取り外せる「PCIe Q Release」機構が装備されており、狭い隙間に指を入れなくてもなんなく取り外すことができる

自由な場所に設置できるWi-Fiアンテナユニットが付属。電波状況によってアンテナの位置を変えられるのは便利だ

Ryzenマザーと比較

ROG STRIX B650A-GAMING WIFI

ROG STRIXシリーズで本機と価格が近い製品としてはRyzen 7000シリーズ対応の「ROG STRIX B650A-GAMING WIFI」がある。ここではその違いを見てみる

本機はPCI Express 5.0 x16スロットを搭載するが、ROG STRIX B650A-GAMING WIFIは非搭載。一方、本機はPCI Express 5.0 x4対応のM.2スロットを搭載しないが、ROG STRIX B650A-GAMING WIFIは搭載している。目立った違いはそれくらい。PCIe Q ReleaseやM.2 Q-Latchなどの独自機能の対応も同等だ

[TEXT：滝 伸次]

不要な出費を抑えたい人のためのお宝マザーボード8選

• お宝マザーボードを見付けるための注目ポイントはこれだ！
• 将来の拡張も安心な高コスパマザーボード！ASRock「Z790 Steel Legend WiFi」
• 拡張性と価格のバランスが良好なゲーミングマザー！ASUS「TUF GAMING H770-PRO WIFI」
• なるべく安く最新世代にアップグレードしたいならコレ！MSI「MAG B760 TOMAHAWK WIFI DDR4」
• 低価格CPUとのタッグに最適、玄人好みのB760マザー！GIGABYTE「B760 DS3H DDR4（rev. 1.0）」
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• 4万円台で購入できるAM5ゲーミングマザー！ASRock「X670E PG Lightning」
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