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アキバの2017年10大ニュース投票結果発表

首位は「打倒Intel、AMDファン注目の最新CPU「Ryzen」が遂にデビュー、深夜販売は大盛況」

 読者に投票していただいた「アキバの2017年10大ニュース」の結果をここで発表しよう。

 投票受付期間:12月11日~12月22日
 総有効投票数:7,012票(1,755人)

1位は「打倒Intel、AMDファン注目の最新CPU「Ryzen」が遂にデビュー、深夜販売は大盛況」 (1,269票)

アーキテクチャも刷新した最新CPU「Ryzen 7」
最上位の「Ryzen 7 1800X」
深夜販売にも多くの人が訪れ、争奪戦となるほどの盛り上がりに
Ryzenはユーザーの期待に応える性能と価格で今年を代表するPCパーツになった

 AMDの「Zen」マイクロアーキテクチャを採用したSocket AM4対応CPU「Ryzen 7」は、3月3日(金)0時にデビュー。“解禁”となった同日は複数のショップが深夜販売を実施し、CPUを買い求める客で行列ができるなど、いつもの閑散とした夜とは異なる人出で大いに賑わった。

 発売直後は、CPUやマザーボードへの高い需要にショップの入荷が追いつかずに入手困難となり、その後も約1ヶ月に渡って品薄になるなど、人気の高さを示した。購入したい人にとっては歯がゆい状況だったが、「売れ残り」のマザーを物色する向きや、補完的にバルクCPUを販売するショップが出るなど、自作PC界が賑わった時期でもあった。

 8コア/16スレッド、合計キャッシュ容量20MBとハイスペックで、高いマルチスレッド性能を持つCPUとしては安価、というコストパフォーマンスは確かに魅力的。2011年10月に発売されたAMD FXシリーズ(Bulldozerアーキテクチャ)に代わる久々の新世代CPUとして、発売前からPC自作ユーザーを中心に期待されていたことも好調の要因だろう。

2位は「メモリは年初から値上がり一辺倒、主流のDDR4メモリは1年で価格は2倍に」 (566票)

現在のDDR4-2400対応品の価格
年初の特価品
DDR4-2666ネイティブ対応のメモリも発売
オーバークロックメモリの最速品はDDR4-4600に到達

 メモリは年間を通して値上がりが続いており、年初と比較すると価格は2倍~2.5倍程度にまで値上がりしている。気軽にメモリを増設することも難しくなり、価格高騰を嘆くユーザーは多い。

 DDR4メモリは一時16GBモジュールが主流となるかと思われたが、価格高騰に伴い、8GB×2枚セットが現在も主流。ショップでも、これまで性能を求めるユーザーは16GB×2枚セットを購入していたが、予算の都合で買い換え時に8GB×2枚セットを選択するケースが増えているという。

 直近の値動きでは横ばい気味となっているものの、今後、具体的に値下がりすると言った話は出ていない。値上がりの要因は主に品薄によるものだが、これが解消されると言った話も今のところは無い。ユーザーは買い時の判断が難しく、当面は悩ましい状況が続きそうだ。

 2017年は多数の新型CPUが発売され、これに合わせるかたちで定格メモリはDDR4-2666まで高速化、ハイエンドユーザー向けにはDDR4-4600対応のOCメモリなども投入されている。こうした製品を多くのユーザーが手に取れるよう、状況が改善されることを願いたい。

3位は「 Intelのメインストリーム向けCPUが1年で2度もアップデート、年始にKabby Lake-S、年末にCaffe Lake-S」 (560票)

「Kaby Lake-S」最上位のCore i7-7700K(4コア/8スレッド)
「Kaby Lake-S」は「Skylake」の改良モデルとして投入された
「Coffee Lake-S」、Intelのコンシューマー向けCPUのコア数が増加するのは約11年ぶり
「Coffee Lake-S」最上位のCore i7-8700K(6コア/12スレッド)

 2017年、Intelは1月に「Kaby Lake-S」、11月に「Coffee Lake-S」を投入し、年に二度コンシューマープラットフォームを更新した。

 後半に登場した「Coffee Lake-S」は、Intelのコンシューマー向けCPUとしては初の6コアモデルもラインナップされており、大きく性能が強化された。なお、Intelのコンシューマー向けCPUのコア数が増加するのは、約11年前に登場した4コアのCore 2シリーズ以来のことだ。

 2017年は、Intel、AMDともに、コンシューマーからハイエンドプラットフォームまで一気に刷新された年となっており、数多くの新型CPUが発売されている。久々にIntel VS AMDの図式となったことや、CPUコア数増加という見えやすいかたちでの性能向上がもたらされたこともあり、「Coffee Lake-S」も2017年を盛り上げた代表的なPCパーツといえるだろう。

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4位以降のランキングは以下のとおり。

順位ニュース/解説s
4位
(556票)
三月兎やアソビットシティ、ニッピンなど有名ショップが相次いで閉店
(秋葉原らしいショップが今年も閉店)
5位
(543票)
仮想通貨マイニング用にビデオカードの大量購入が続発、Radeonが一時品薄に
(Radeon RX 400/500シリーズが仮想通貨マイニング需要で大人気に)
6位
(508票)
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(発売直後に価格改定、早期購入者にはQUOカードを配布)
7位
(412票)
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8位
(321票)
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その他(75票)