SSDは2TBの売れ行きが好調、microSDカードの高速規格も新登場

　HDDはニーズの二極化が進んだ感じがしましたね。一般のユーザーの方には8TB HDDとかが継続して人気なのですが、法人の方にはその時の最大容量モデルが求められている感じです。16TB HDDあたりは容量単価的にバランスが良いのである程度売れるのですが、それ以外のモデルは……となっていますね。SSDの方は2TBが1番売れているのですが、2023年末頃に相場が出来上がってしまって容量あたりの価格はそこまで大きく動いていない感があるので、2025年はもう少し安くなってくれると良いですよね

　HDDは確実に値上がりしましたね。あとは、NASを購入する人が増えたかなと。NASは2ベイのDiskStation DS223jが人気で、HDDは4TB×2台や8TB×2台という構成が多かったです。あと、SSDはCrucial T500の1TB、2TBやSamsung SSD 990 PRO 2TBのヒートシンク無しあたりが売れ筋でした。

　個人的な印象としては、2TB SSDを買う人が増えたなぁと。人気はCrucialですが、Western Digitalやキオクシアも良く売れています。ちなみにGen5対応のSSDはCrucial T700が時々出るくらいですね。

　フラッシュメモリは最近だとGigastoneの512GB microSDカードが、最安という事もあってめっちゃ売れました。一時は3,000円を切る価格で販売し、その後、値上がりしたんですが、それでも売れてます。あとはレトロデジカメ用に、若い女性からフラッシュメモリの問い合わせが増えました。最近は落ち着きましたが、一時は毎日のように問い合わせがありましたね。

　フラッシュメモリはmicroSD Expressカードのような新しい製品が出てきましたが、読める機器がいつ出るのかよくわからないのが……。ちなみに、フラッシュメモリの価格は微増微減を繰り返すという感じで、ほかのPCパーツに比べると落ち着いていましたね。

　USB4やThunderbolt 5関係の周辺機器についての問い合わせが増えて、以前の規格からすっぱりと切り替わりました。ストレージ系は特に注目度が高く4TB・8TBなどの大容量モデルがメインに売れてたと思います。