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中古PCはWindows 11対応モデルが人気に、iPadやiPhoneのジャンク品も売れ行き好調

~ アキバのショップ店員が語る2024年 その5 ~

 2024年を振り返るこの企画。アキバのショップスタッフに特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。

 Windows 11のことを気にしてか、中古PCも第8世代以降のCPUが選ばれるようになったと思います。また、以前はGeForce RTX 3060搭載の中古PCがそこそこの数動いてましたが、モンハンの情報が出てからは、GeForce RTX 4060/4070搭載PCやパーツなどの動きが活発になりました。

 コロナも収まってきたので全体的に人は増えつつあります。ゲームのハードを探しに来店するいろんな外国のお客さんが多かったです。Windows 11の関係もあるのか、Intelは第7世代Core以前のものはほぼ処分価格になりつつあるように感じます。CeleronとCore i5とかで価格差がほぼなくなってる状態です。また、第8世代の価格は急に下がったと思います。

 今年も中古のノートPCは好調でした、第10世代Intel Core以降のCPUを搭載したモデルはよく売れましたね。高校生や大学生などの若い人や、女性の方の来店が増えたのも印象に残っています。接客の面で好評をいただくことも増えたので、そうした部分も影響しているかと思いますね。用途や必要なスペックを聞く限り、今どきの用途で使い勝手が良く、安価でなるべく状態が良いものをといった感じで探しに来る人が多いです。ちなみに、Windows 10のEoSの影響で云々といった話はまだ聞きませんね。過去の傾向からすると、中古PCでOSのサポート切れの影響が出てくるのは遅いので、恐らく夏以降に問い合わせが増えるのではないかと思います。

 人が戻ってきた感じはありますが、路地まで入ってくる人の数で見るとコロナ前ほどではないですね。商品でいうと、Windows 10のサポート終了も間近に迫ってきた関係で、Windows 11対応で第8世代Coreプロセッサー世代などの中古PC価格はさらにこなれてきた印象です。あと、第11世代のPCが入ってくることも増えてきました。

秋葉館 Aさん

 AppleからM4チップが出てから、買い替えでM1/M2 Macの買い取りが増えました。メモリ容量の仕様も変わったことで、8GBメモリを搭載した中古Macの相場が急激に落ちたように感じます。

 2024年も様々なセール品を出しましたが、iPhone SE2のジャンクセールは特に注目度が高く、毎回多くの方が来店しました。iPhone 8並の価格なのに最新のOS対応しているというところがポイントかもしれないですね。

 一年を振り返って1番大きいことは、8月にイオシス アキバ路地裏店がジャンク品の専門店にリニューアルしたことですね。多少不安はありましたが、今では認知度も上がってきましたし、ジャンク品の専門店として継続して営業できる状況も整ったので、成功したと言えると思います。反響を見ている限り、秋葉原以外でもニーズがある地域ではジャンク品専門店があってもよいのではないかと思っています。

 iPadのジャンク品がよく売れたので、今後もっと力を入れていきたいですね。今でも価格面や在庫量の面で継続して調整しているのですが、このショップに来たらiPadのジャンク品が常に手に入るとイメージを持ってもらえるくらいに注力したいと考えています。