PS5対応モニターやUMPC、入力機器など、印象に残ったゲーミングデバイス

　GIGABYTEのウルトラワイド液晶「G34WQC」は結構問い合わせが多くて、よく売れました。あとは、この液晶はPS5で使えるのかという問い合わせが、（4K/120Hz対応ではない）普通のモデルも含めて多かったですね。4K/120Hz対応のモデルは、LGのモデルが最初に出た時は問い合わせが多くて、あれば売れるという状況でしたが、他社のモデルはそこまで出ていないです。

　年の初めはゲーミング液晶の在庫が無くて困ったんですが、後半はゲーミング液晶の在庫はあるけど、普通のモデルの在庫が無くて困りましたね。あと、印象に残っているのは4K/144対応の液晶が出てきたことですかね。LGのモデルが他のメーカーよりも少し人気です。

　4K/HDMI 2.1対応の28インチや32インチのゲーミングモニターが好調でしたね。上位のビデオカードを持っているユーザーや、PS5需要などで伸びた感じはします。ゲーミングモニターはWQHDでハイリフレッシュレートのモデルが主流に切り替わり、フルHDモデルは安価なエントリーモデルに少し動きがあるといった感じになりましたしね。ビデオカードの値上がりなどが無ければ高性能なゲーミングモニターはもっと売れたんじゃないかなと思いますね。

　液晶ディスプレイを長く使いたいという人が多かったですね。買い増しでピボット対応を選んだりとか、テレワーク導入で慌てて買ったけど、機能が足りなくて買い直したという方もいました。あと、液晶アームも結構売れましたね。

　液晶ディスプレイはコロナ前と比べると、価格が上がっていて、モデルによっては上がりすぎて売れなくなりました。21.5インチクラスは安いモデルは9,980円くらいでしたが、今は19,800円くらいになっていますからね。

　テレワーク需要は2020年に比べると落ち着きましたが、より作業しやすい環境のためか、当店では液晶ディスプレイが良く売れました。そのほかにはWindows 11の発売で対応PCを買いに来る方も多かったです。ゲーミングPCも需要が高く、コロナ前に比べると客層が少し若くなっている気がします。

　ゲーミングデバイスだと、大きいサイズのデスクマットやマイクの扱いが増えたとか、Stream Deckのようなショートカットキーボードが売れるようになったとかですかね。この辺は映像やストリーミング系、音楽編集、プログラミングで使う方が多いみたいです。あとは、各メーカーがオンライン販売に移行したことですかね、ZOWIEや東プレ R3などは問い合わせはあるんですが、店頭では扱いがないですから。

　入力デバイスはロジクールとRazerがずーっと売れている感じです。カラーバリエーションも大分増えましたね。あとは昔と違って、女性だけで買いに来る方も珍しくなくなったこととか。普通にキャプチャアダプタの話とかされますからね。ずいぶん変わりました。

　ゲーミングデバイス系は、「軽量」がトレンドだった2020年に対して、2021年はデザイン重視なデバイスやオプションパーツなどがトレンドになっていた気がします。様々なメーカーがカラフルなキーキャップやキーボード用USBケーブル等の装飾品を出していた印象があります。

　ゲーミングチェアはAKRacing最強という感じでした。やはり、ブランド力の強さですね。ほかにこのフロアで売れたのは、VRヘッドセットのHP Reverb G2。店頭で扱っているところが少ないモデルで、フライトシミュレーターの計器を綺麗に映したいとか、画質重視の方が買われていますね。あと印象に残っているのは、うちでは扱いが無いんですが、プラネックスの安い2.5GbEスイッチはインパクトがありましたね。

　当店はUMPCの専門店として2021年10月にオープンしましたが、想定以上に多くの方にご来店していただき、UMPCやポータブルゲームPCの注目度の高さをひしひしと感じています。昔からの小型PCファンの方からポータブルゲームPCに最近興味を持った新規の方まで幅広くご来店していただき、デモ機を実際に触って購入していただけるのは嬉しい限りです。今後もUMPC/ポータブルゲームPCのアンテナショップとして先陣を切っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

　ゲームカセットを箱ごと保存できるプラケース「パッケージをキョウカちゃん」シリーズがよく売れましたね。中でもスーパーファミコン向けとゲームボーイアドバンス向けが人気で、この2種類はパッケージが各メーカーで同じサイズということもあり、1人で200枚以上購入されるという方もいらっしゃいました。コレクターの方にも評判は上々で、嬉しい限りですよ。