イオシスで1万台売れたタブレットやNintendo Switch向けに人気のキャプチャアダプタなど

　Steam Deckが日本に参入してきて、さらにポータブルPC系が盛り上がってきたように感じました。当店では、AOKZOE A1がよく売れた一年で、自国にないという理由で買う海外のお客も増えました。また、CPUの違いで見るとUMPCはIntel CPU搭載モデルよりもRyzen搭載モデルのほうが人気でした。

　UMPCなど小さいPCが多く出た印象があります。ゲーミングPCに関しては、前年と比較してスペックがそこそこ高いモデルも売れましたが、円安の影響もあってか、10万前後の一世代前のモデルが良く選ばれましたね。

　うちのフロアで一番売れたのはVIVE Trackerですね。VRChatの勢いが凄かったので、普通に100個とか在庫していた時もありました。あとはVIVE INDEXとMeta Quest2も売れましたね。特にVIVE INDEXは12月のセールでドカッと売れましたが、それ以外でも毎月それなりに出ていました。

　年初は厳しい時期もありましたが、国内の中古流通も復活して、夏以降から入国制限の緩和で外国からのお客さんが戻ってきました。取り扱い品に関しては、第8世代Core搭載のPCが入荷するようになり、第10世代や11世代搭載モデルもチラホラ見かけるようになりました。一方で第4/5世代搭載PCは減っているので世代が入れ替わっているようです。

　売れたものだとEGBOK P803が印象に残っていますね。全店で1万台くらいを数週間で売り切りましたし、めちゃめちゃ売れたタブレットとしてインパクトがありました。

　キャプチャ関連はスプラトゥーン3が出た時は良く売れました。AVerMediaはもちろんですが、うちだとセンチュリーの「CRC-GVCAP03」が安くて良く売れましたね。Nintendo Switchで利用する場合は、フルHDまでの対応であれば十分で、そこまでハイスペックなモデルは要らないですからね。

　5～7月に周辺機器の他、新品のApple製品（Mac系など、特にハイエンドモデル）の納期がかなり遅れていました。そのかわり、すぐに購入できる中古品はかなり売れました。ちなみにストレージ、特にSSDの価格変動が激しかったですね。

　金曜日の夜は本当に秋葉原から人が減りましたよね。コロナがある前提で対策をして、みんな行動するようになったものの、土曜日も人出は減ったままですよね。クリアファイルの配布などを行うと、減っていくペースで実感させられます。売れ行き自体はコロナ以前くらいだったので悪くはないものの、今後がちょっと気がかりです。

　2022年は中古品PCの売れ行きがだいぶ鈍くなりました。テレワーク需要などが一巡した感じもありますし、人気のあるIntelの第8世代CPU以降を搭載したモデルはまだそこまで安くなかったりと、うまくかみ合っていない感じがありますね。