2004年にもっとも注目を集めた記事はなんだったのか。AKIBA PC Hotline!の2004年アクセスランキングを公開しよう。なお、集計対象はニュース記事のみで、相場調査やお買い得情報などは除外している。
1位はDVDやCDのソフト専門店「ヤマギワソフト」の大火事。30台もの消防車が出動した白昼の大火事で、8階建てのビルに一時は激しい炎と黒煙が立ち上り、周辺は多数の野次馬も集まって騒然となった。消火活動がTV中継されたこともあり、PCとは関係ない層の関心も呼んで約38万ページビューを記録。ほかの場所での火事ならともかく、“秋葉原での火事”ということに、いかに大きなニュースバリューがあるかを証明したと言えそうだ。ネット上では、発熱量の多いPrescottコアPentium 4を搭載したデモPCが出火原因ではないか?といった冗談半分の噂も飛び交ったが、結局原因は不明のまま、出火から半年後の8月にリニューアルして同店は営業を再開した。
2位はWindows XP Media Center Edition 2005の発売に関する記事。HDDレコーダーなどのデジタル家電に近い簡単なGUIでTV録画やDVD視聴ができる新しいAV志向のOSとして注目を集めた。日本国内では先にHDDレコーダーが普及していることや、これまで一般向けに販売されたことがないOSということもあってOSの実態がなかなか見えず、発売前まではあまり注目度が高まらなかったが、いざ発売されてみると、久々の新OSということもあって多くのアクセスがあった。製品の実態がなかなか見えてこない中で、タイトルの「実は格安のXP Pro?」という部分が特にわかりやすい惹きになった可能性がありそうだ。ページビューは約23万。
3位はPentium 4化されたCelronの改造品に関する記事。内部倍率が固定化されているPentium 4には、低クロック品のマーキングだけを変更して高クロック品にみせかける悪質なリマーク品はこれまでほぼ皆無だったが、意外にもCeleronを改造するという方法で出現した。元がCeleronのため2次キャッシュが正規のPentium 4より少ないものの、内部倍率が自由に変更できるように改造されていることから、オーバークロック向けのCPUとして関心を集めた。ページビューは約17万。
年間アクセスランキングの上位30位は下記の通り。
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【2003年12月27日】AKIBA PC Hotline!年間アクセスランキング(2003年)
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【2002年12月28日】AKIBA PC Hotline!年間アクセスランキング(2002年)
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【2001年12月28日】AKIBA PC Hotline!年間アクセスランキング(2001年)
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