1位は、記事公開からたった1週間で30万ページビューを超えるアクセスを記録した、球型PCのサンプル展示に関する記事。2位との間に約12万の差をつけての独走で、まさに圧倒的な注目度だったといえる。価格動向や技術的な要素ではなく、奇抜なデザインという点で関心を惹いたことが、結果的にパワーユーザーのみならず一般層の読者にも話題として広がる要因になったようだ。また、この記事には海外からのアクセスも多く、世界中から注目を集めたかたちとなった。 2位はFINAL FANTASY XI for Windows。ソフトの話題が上位にくることは稀だが、ハードウェアのニーズを喚起するソフトが激減している状況にあって、家庭用ゲーム機とのネット対戦が可能な国産有名ゲームソフトの登場はDIYマーケットにとって極めて貴重な出来事だった。このソフトの発売直後から、推奨環境として指定されていたGeForce4シリーズ搭載のビデオカードがアキバで飛ぶように売れたことは記憶に新しい。 3位はVIAが独自に提唱したEden規格のファンレスMini-ITXマザーボードの記事。静音PCや小型PCに対するニーズが高まる中、ファンレスで必要十分な性能を発揮するCPUオンボードの小型マザーボードということで注目を集めた。Mini-ITXマザーボードはその後、ひとつの製品ジャンルとして完全に定着したことは承知のとおり。1位の球型PCとあわせて見ると、ひたすら性能ばかりを追い求めてきたこれまでのDIYマーケットの傾向が、明らかに変化していることが伺える。PCのデザインやスタイルという点での新しい要素が、今後の新たな注目点になりそうだ。
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