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復活のAMD、Ryzenシリーズが大ヒットしてPCパーツ市場を牽引
~ ショップ店員が振り返るこの1年 その2 ~
2017年12月27日 08:05
2017年の総決算ということで、アキバのショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
ツクモパソコン本店Aさん
やっぱりRyzenですかね。これのおかけでCoffee Lake-Sが出たとも言えますし、自作パーツ市場が盛り上がりましたし。さらに、Core i9やRyzen Threadripperが出て、マルチコアも進んだので、とにかくCPUの年でしたね。あとはマイニングですか。2017年は仮想通貨元年と言えるかもしれないですね。
ツクモeX.パソコン館dさん
とにかく深夜販売と新製品が多かったですね。AMDのRyzenやIntelのCoffee Lake-Sがでて、コンシューマー向けのCPUもコア数が増えたので良かったんじゃないですかね。Core i9やRyzen Threadripperも出たし、今年は一気に変わったという感じです。それに合わせて、光り物パーツやLED制御できるマザーもすごく増えたなと。昔みたいに基板が茶色いマザーなんて、今はローエンドでも見ないですからね。今年はいろいろと面白かったんですけど、疲れました(笑)。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店猪狩さん
マザーの担当を20年近くやっているけど、こんなにマザーのPOPを作った事は無かったですね。1年間で4年分くらいのPOPを使った感じ。今年は10年ぶりくらいにAMDが頑張ったなと。Ryzenはよく売れました。衝撃的でしたね。普段はAMDに手厳しい私も買いましたが、自分にぴったりのCPUでした。AMDさん、今までいろいろダメ出ししてスイマセンでした。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Cさん
やっぱり、Ryzenですか。当店のアンチAMD担当にも買わせてしまったという。メモリ周りでは苦労しましたが、それだけ魅力があったのかなと。あとは、M.2 SSD。出た頃はわかる人向けでしたが、最近はみなさん、高速なモデルにシフトしつつあるなと。ほかだと、メモリの高騰ですか。年始と比べると、ほぼ倍くらいになりましたし。
パソコンショップ アークAさん
プラットフォームの刷新が多い年でしたね。IntelからはKaby Lake-S、Skylake-X、Coffee Lake-S。AMDからはRyzen、Ryzen Threadripperと、メインストリームとハイエンドが全て入れ替わりましたから。Xeonもスケーラブルプロセッサーに切り替わりましたし、いろいろと大きく変わりましたね。販売する側も正月からずっと新モデルが出続けて大変でしたが、ユーザーさんも情報を追うのに大変だったんじゃないでしょうか。
パソコンショップ アークBさん
CPUがIntel対AMDの競争状況になったのが一番ですね。AMDはPhenomの後くらいから勝負にならない感じでしたが、今回のRyzenで息を吹き返しましたね。競争があるというのはやはりいいものです(笑)。現行世代では、多コア化や高クロック化で製品が高価格帯にシフトしていることもあり、コストパフォーマンスはそれほど向上しないかもしれませんが、しばらくはCPUの性能がガンガン上がっていくかもしれませんね。
パソコンショップ アークCさん
今年最大のニュースはAMDのRyzenですね。久々にIntelと戦える性能のCPUですし、Intelが慌てるくらいの製品ですから(笑)。4、5年前は、コスパのAMD、性能のIntelとガッチリ競い合っていましたが、その時の空気感に近いですね。今は勢いという部分ではAMDリードかなと思う部分もあります。AMDはイベントを秋葉原UDXで実施、Intelはイベントを駐車場で実施と考えると……。来年、Intelは黙っていないんじゃないかと思いますね(笑)。
オリオスペックCさん
Ryzenが凄かったですね。これまでのAMDからは考えられない人気ですし、急上昇といった感じですね。Socket AM4対応クーラー特需もあり、NoctuaのCPUクーラーや水冷ヘッドはよく売れましたね。上位のRyzen Threadripperが発売された時もクーラー特需はあって、対応クーラーがよく売れました。