今週見つけた主な新製品　(2013年5月3日)

　 ECC付きでUnbufferedタイプの8GB SO-DIMM。DDR3-1333(PC3-10600)対応品で、メーカーはTranscend。

　 “AMD正式版Radeon HD 7990”を搭載したビデオカード。メーカーはSAPPHIRE。

　Radeon HD 7990については、カードメーカーが「HD 7970のデュアル構成」とうたうGPUを搭載したカードが発売済みだが、今回の製品は、AMDが米国時間の4月24日（水）に発表した、いわば“正式版”を搭載したもの。

　正式版は、HD 7970 GHz Editionと同じTahitiコアを2基搭載したものとされ、従来版との主な違いはコアクロック。従来版の搭載カードは、コアクロックが900MHzとされた製品が主だったが、正式版では通常950MHz、ブースト時1GHzとアップしている。

　その他の主なスペックは、対応メモリがGDDR5 6GB、メモリクロック1,500MHz（データレート6,000MHz）、SP数4,096、テクスチャユニット数256、ROPユニット数がZ/ステンシル256、色処理64。

　公称の演算能力は単精度8.2TFLOPs、倍精度2.04GFLOPsで、HD 7970 GHz Edition（単精度4.3TFLOPs、倍精度1.01TFLOPs）のほぼ2倍となっている。

　また、マルチディスプレイ技術のAMD Eyefinityも搭載されており、DisplayPort 1.2のマルチストリームにより最大6画面出力に対応。DisplayPort/HDMI端子は4K出力（最大4,096x2,160ドット）にも対応する。

　なお、3月に発売されたASUSの「ARES2-6GD5」は、独自にHD 7970 GHz Editionを2基搭載したカードで、コアクロックが通常1,050MHz、ブースト時1,100MHz、メモリクロックが1,650MHz（データレート6,600MHz）と、正式版HD 7990より高いクロックが実現されている。

　 全長145mmのコンパクト設計で、「リネージュII」や「The Tower of AION」の特典アイテムクーポンなどが付属したGeForce GTX 650 Tiビデオカード。メーカーはELSA。

　搭載メモリはGDDR5 1GB。

　 指定日数アクセスしないとデータにアクセスできなくなる「時限消去」機能を備えたHDDケース。メーカーはセンチュリー。

　この製品は、2.5インチ/9.5mm厚のSATA HDD/SSDをUSB 3.0接続で使うための外付けケース。「時限消去」機能は、本体が持つ時計機能と暗号化機能の併用により実現されている。

　具体的には、暗号化したドライブに、指定日数アクセスしないと暗号化キーが自動的に削除され、データにアクセスできなくなるという仕組み。暗号キーが削除されると「いかなる方法をもってしても暗号化が解除できなくなる」（メーカー）という。

　日数（最大9,999日）や暗号化キーの指定は、専用ユーティリティで行なう。ユーティリティはWindows版とMac版が用意されており、同社Webサイトからダウンロードして入手する。

　ユーティリティでは日数のほか「分」の指定も可能で、後者は「テスト用」とされている。また、暗号化ドライブに一定時間（最大999分）アクセスしないとロックするという「自動ロック」機能なども用意されている。

　なお、内蔵したHDD/SSDは最大3つのドライブ（領域）に分割できるが、暗号化できるのは1ドライブのみとなる。

　ただし、これらのセキュリティ機能の誤使用によりデータが消失しても、同社は保証しない。同社は「パスワードを忘れた、または暗号キーが削除された場合、暗号化ドライブのデータの復旧はできない」としているので、使用に際しては十分な注意が必要。

　本体サイズは幅85×高さ12.5×奥行き134mm。本体にはUSB 3.0の標準Aコネクタが装備されており、付属の標準A−標準AケーブルでPCと接続する。また、Windows 8 Enterpriseのブート機能「Windows To Go」や、「Windows Embedded」によるブートにも対応するという。

　 microSDHCカードをCFカード(Type I)スロットで使用するための変換アダプタ。最大32GBまでのmicroSDカードが使用可のうとされている。

　 SAMSUNG製スマートフォンの最新フラッグシップモデル「GALAXY S4」のLTE対応モデル。海外からの直輸入品で、SIMロックフリー仕様。ストレージ容量16GBは。

　3G版とは搭載CPUが異なり、クロック1.9GHzの4コアCPUが搭載されている。その他の仕様は3G版と同等で、5インチ（4.99インチ）のフルHDディスプレイ（1,920×1,080ドット、Super AMOLED、ピクセル密度441ppi）や、メモリ2GB、ストレージ64GB(最大容量モデル)を搭載するといった点はかわりない。。通信機能ではIEEE 802.11ac準拠の無線LANを搭載する。

　機能面では、特にカメラ機能の充実が挙げられる。

　搭載されている独自機能などにも違いは無く、フロントとリアのカメラで同時撮影して1枚の写真にする「Dual Shot」、話した言葉や音楽などと一緒に写真を残せる「Sound & Shot」、動物などの一連の動きを1枚の写真に収める「Drama Shot」など、多彩な撮影モードが用意されている。

　このほか、翻訳コンパニオンの「S Translator」、運動量や栄養摂取量などを記録、健康状態の監視などを行なう「S Health」なども搭載されている。

　本体サイズは136.6×69.8×7.9mm、重量は130g。主な搭載機能は無線LAN（IEEE 802.11ac/a/b/g/n）、Bluetooth 4.0+LE、NFC、MHL 2.0、GPS、GLONASS、フロントカメラ（2メガピクセル）、リアカメラ（13メガピクセル）。センサー類は加速度計、RGB光センサー、地磁気センサー、近接センサー、温度計、湿度計などを備える。

　なお、バリエーションモデルとして、32GB/64GBストレージ搭載モデルも用意されているが、5月1日時点ではいずれも未入荷。

　 クアッドコアCPU搭載で、実売価格が1万円を割った7インチタブレット。メーカーはALLFINE。

　クアッドコアCPU搭載の7インチタブレットは安価なものでも1万2千円前後のモデルがほとんどで、1万円割れのモデルは珍しい。なお、東映無線ラジオデパート店がベンチマークソフト「安兎兎 v.3.2.1」でテストしたところ、Nexus 7以上のスコアをマークしたという(ただし、Nexus 7の方が解像度は高い)。

　主な仕様は、ディスプレイ解像度が1,024×600ドット(IPSパネル採用)、CPUがActions ATM7029 1.3GHz動作品、GPUがGC1000+MP(クアッドコア)、メモリがDDR3 1GB、ストレージ容量が8GB、OSがAndroid 4.1など。microSDカードスロットも備えている。

　同店では、この製品向けのケースも同時に発売している(価格は980円)。

　 シガーソケット給電型Lightningケーブルの新モデル。発売元は上海問屋。

　他機種充電用のUSBポートの有無で2製品が発売されている。

　 スピーカーを内蔵した防水スマートフォンケースのIPX7等級モデル。販売元はドンキーボックスで、本体カラーはホワイトとブラックの2種類。

　同社のスピーカー内蔵防水スマートフォンケースとしては、水しぶきから守るIPX4相当とされた「スマートロック」が発売されているが、今回の製品はそれを上回るIPX7等級をうたうもの。

　製品のパッケージには、防水性能の具体的な内容については記されていないが、IPX7では一時的な水没にも耐えられることが条件となっている。

　本体は、スマートフォンを中に入れ、表面と裏面とで閉じることで密閉性を確保する構造。スマートフォンと接続する音声プラグは、ケース内部に用意されている。

　本体サイズは200×98×35mm。表面にはタッチ操作に対応した透明フィルムが、裏面にはスタンドが装備されている。電源は単4形アルカリ乾電池3本（別売り）。

　収納可能なスマートフォンのサイズは、ヘッドホン端子が上下側にあるモデルの場合で125×75×10mm、横側にあるモデルの場合で130×70×10mmとされている。

　付属品は、ケース内のスペースを調節するためのスポンジ、ストラップなど。

　 USB/Dock/microUSB出力ケーブルが一体になったモバイルバッテリー。容量は10,000mAh。

　背面にUDB/Dock/microUSB出力ケーブルが搭載された製品で、ケーブルは本体に収納可能。この他に2系統のUSB出力ポートも備えている。

　ショップによると「スマートフォン3機までは同時に充電できたが、全ポート同時使用できるのかは不明」としている。

　 外出先からスマートフォンでモニタリングができ、防水機能や暗闇での撮影モードを備えた屋外向けの無線LAN接続型ビデオカメラ。メーカーはプレクス。

　防水性能はIP66準拠で、暗視可能距離は約50mとうたわれている。なお、スマートフォンでモニタリングするには、専用アプリ「プレカム/プレカムHD」をダウンロードする必要がある。

　この他、録画機能を備えており、撮影解像度は最大1,280×720ドット、映像はH.264形式でmicro SDカードに保存することが可能。

　 スーパーファミコンのコントローラを彷彿させるデザインのワイヤレスゲームパッド。

　Wii U/Wii向けのモデルで、Android端末にも対応しているとされている。

　 なかなか珍しい竹製のワイヤレスキーボード+マウスセット。メーカーはBamboo Technology。

　竹製のキーボードとマウスはこれまでにもいくつか店頭販売されているが、ワイヤレスタイプを確認したのは初めて。

　今回の製品は、テンキー付きキーボード「KG201-N」と光学式マウス「MG94-N」のセット。パッケージでは「全て手作り」とされており、抗菌効果などもあるという。

　キーボードは英語配列。Webサイトの製品情報によれば、キートップの刻印にはレーザー印刷を用いているという。また、マウスは左右対称デザインで、センサー解像度は1,000〜1,500dpiとされている。

　電源はキーボード、マウスとも単4形電池2本。USB接続の小型レシーバーが付属し、マウスの裏面に収納することもできる。

　 KOOLANCEのポンプ一体型水冷キットをACアダプタで動作させるためのキット。

　ACアダプタと接続ユニットがセットになっており、「海外版と違い、セットのACアダプターをPSE対応品に変更している」(ショップ)という。

　 「最大で50mの延長にも対応する」(パッケージ)というHDMI延長アダプタ。

　 一般的なMicro USBコネクタよりも端子部分が長いMicro USBケーブル。

　「中華系タブレットの中には、このタイプのコネクタを採用したモデルが存在している」(東映無線ラジオデパート店)という。

　 ファンを内蔵し、USBバスパワーもしくは乾電池で動作するネッククーラー。発売元はサンコー。

　この製品は、首に装着することで首元を冷やせる「送風冷感機」(サンコー)で、肌に接触して冷やす金属のプレートと送風用ファンで構成されている。本体はUSBバスパワーもしくは単四電池×2本で動作する仕組み(乾電池動作時は約12時間の連続使用が可能)。

　また、本体内部のスポンジに水をしみこませることで、「冷却効果がアップする」(同)という。

　対応する首の幅は約19cmで、本体の重量は約195g。

　なお、「首にあたるプレートが金属製のため、金属アレルギーを持っている人は利用できない」(サンコーレアモノショップ秋葉原総本店)としている。

　ちなみに、首元を暖めるヒーター付きのネックウォーマーは、パナソニック(旧三洋電機)などから発売されている。