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【PC自作の新常識】4Kやゲーミング液晶を使うときに気を付けておくことは?
DOS/V POWER REPORT 2022年秋号の記事を丸ごと掲載!
2023年3月2日 09:10
Q、4Kやゲーミング液晶を使うときに気を付けておくことは?
設定し忘れたら“真の実力”が発揮できない!
A、スケーリングやリフレッシュレートの確認・設定をお忘れなく!
・Game Readyは最新ゲームにいち早く最適化
・Studioはクリエイティブ系アプリの動作検証済み
・スケーリングの調整で画面の見やすさアップ。4K液晶ではとくに重要
・Windows 11でマルチディスプレイやHDRが使いやすく強化
・リフレッシュレートは60Hzが標準設定。ゲーミング液晶では要確認
4Kなら覚えておきたいスケーリング
文字やアイコンの拡大縮小機能のスケーリング。Windows 11ではディスプレイのサイズや解像度に合わせて自動的にスケーリングが設定される。27型の4K液晶なら150%とWQHD相当のサイズが設定される。せっかくの4Kがもったいないように思えるが100%(等倍)だと文字が小さすぎて視認性が悪くなる。スケーリングを高めれば、デスクトップ領域は狭くなるが、その分、高精細な表示に。文字やアイコンにドット感がなくなり、かなり美しくなる。デスクトップの広さか見やすさか、好みや使い勝手で決めよう。
高リフレッシュレート液晶なら設定確認を
1秒間の描画回数にあたるリフレッシュレート。一般的な液晶は60Hz(60回)だ。しかし、ゲームのなめらかな描画を実現するためにゲーミング液晶では144Hzや240Hzといった高リフレッシュレートが採用されている。Windows 11では、60Hz設定がデフォルトなのでゲーミング液晶を使うときは設定変更を忘れずにしておきたい。
Windows 11で便利になったマルチディスプレイ
テレワークが増えた昨今、メインのPCは自作のデスクトップだが、仕事には会社支給のノートPCを使う、という人も多いだろう。このとき、外部のディスプレイに接続し、マルチディスプレイにするというスタイルを構築すると、作業効率がぐっと高まる。
Windows 10では外部ディスプレイを外すと単に外に表示していたウィンドウがノートの画面に移動してくるだけで、再接続するたびにウィンドウ位置を再度調整する必要があった。Windows 11では、外部ディスプレイを外すと一旦外部ディスプレイに表示していたウィンドウはタスクバーに収納されるが、一度接続した外部ディスプレイとそこに表示していたウィンドウの配置を覚えているので、再接続時にウィンドウが再配置され、すぐに仕事を再開できる。特別な操作は必要ないので手軽、かつ複数のディスプレイの情報も記憶してくれるので、使い分けも簡単だ。
HDRはパフォーマンスに影響アリ!?
HDR対応の液晶はだいぶ増えているが、Windows 10では有効にすると画面が白っぽくなり、常用は厳しかった。しかし、Windows 11ではHDRを有効にしても自然な色合いを維持してくれるので使いやすくなった。
気になるのがHDRがパフォーマンスに影響するのか。輝度の幅を広げる処理が入る以上影響が出そうだが、有効、無効それぞれで5回実行した平均を出したが差はなかった。
CPU | Intel Core i9-12900K(16コア24スレッド) |
マザーボード | ASUSTeK ROG STRIX Z690-A GAMING WIFI D4(Intel Z690) |
メモリ | Corsair Vengeance RGB PRO CMW32GX4M2Z3600C18(PC4-28800 DDR4 SDRAM 16GB×2 ※PC4-25600で動作) |
ビデオカード | MSI GeForce RTX 3070 VENTUS 2X OC(NVIDIA GeForce RTX 3070) |
SSD | Samsung 980 PRO MZ-V8P1T0B/IT[M.2(PCI Express 4.0x4)、1TB] |
CPUクーラー | Corsair iCUE H150i RGB PRO XT(簡易水冷、36cmクラス) |
電源 | Super Flower LEADEX V G130X 1000W(1,000W、80PLUS Gold) |
[TEXT:芹澤正芳]
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