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人気製品をガチ比較!ベストビデオカードはこれだ!その②【PCパーツ100選 2024 ビデオカード編】
DOS/V POWER REPORT 2024年冬号の記事を丸ごと掲載!
2024年5月6日 09:05
ノートのGPU性能アップに現役最強GPUを外付け化GIGABYTE AORUS RTX 4090 GAMING BOX
GeForce最強のRTX 4090を“水冷の外付けGPUボックス”化した製品。Power Delivery対応のThunderbolt 3で接続するためノートPCとケーブル1本で接続しつつフルスペックRTX 4090のパワーを使いたい人向け。ただし、帯域の制約からゲームよりもAIなどにオススメ。
冷却性能を維持しつつサイズを抑えたスリム仕様MSI GeForce RTX 4090 GAMING X SLIM 24G
RTX 4090搭載カードは超大型クーラー搭載が定番だが、あえて本製品はカードを32×13.6cm&3スロット厚に小型化。ただし冷却性能はMSI自慢のGPUクーラーを使うことで小型化のデメリットを帳消しにしている。同じく薄型設計にモデルチェンジされたRTX 4080モデルも発売中。
静音&冷却を強化したNoctuaコラボモデルASUS GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X Noctua OC Edition
人気のNoctua製12cmファン「NF-A12x25 PWM」を2基搭載した超静音性重視のRTX 4080搭載カード。同社製の同格カードよりもヒートパイプを強化することで冷却性能と静音性を両立。厚みは4.3スロットと極厚だが、静音派もしくはNoctua好きならぜひとも欲しい1枚と言える。
リッチな作りのクーラーと余裕のある仕様の安心感Leadtek WinFast RTX 4080 HURRICANE 16G
口径10cmファン3基と6mm径のヒートパイプを8本も使用した贅沢な作りのGPUクーラー(実質4スロット占有)が特徴のRTX 4080搭載カード。クロックなどはリファレンス仕様なのでRTX 4080に興味があるが発熱・消費電力をなるべく増やしたくない人向けと言える。
シンプルなデザインが逆にスタイリッシュ!ASUS ProArt GeForce RTX 4070 Ti OC edition 12GB GDDR6X
クリエイティブな創作活動に華美な発光機能やSF っぽいデザインは不要だ、と考えるなら本製品を選んでみてはどうだろうか? 実質3スロット占有、全長30cmという“よくある設計”だが、デザインが違うだけでここまで高級感が出るものかと驚かされる。
ホワイト&シルバーでPCにシンプルな美をGIGABYTE GeForce RTX 4070 Ti AERO OC V2 12G
今流行の白系パーツで固めたいなら、白+シルバーでまとめた本製品も検討に値する。ファン軸受け部の潤滑剤にグラフェンナノ潤滑剤を採用することで従来型のファンより2倍以上の寿命があると言う。高性能GPUを長く使い続けたい人にオススメ。
見た目の印象も強いホワイトなデュアルASUS Dual GeForce RTX 4070 White OC Edition 12GB GDDR6X
カード上部のクリアグレーが強烈な印象を放つRTX 4070搭載カード。デュアルファンなので絶対的な静音性よりも組み込みやすさを重視たい人向けのカードだが、低温時はファンの回転が止まるなど静音性を犠牲にしているわけではない。厚みは実質3スロット占有。
直線中心なデザインの黒モデルは今や貴重!?GALAKURO GAMING GG-RTX4070-E12GB/DF
白系パーツ人気の中、黒系のカチッとしたデザインが逆に新鮮。シンプルな設計なのにカード上部のGeForceロゴを消灯できるスイッチがあるのは光りモノブームの影響か。本製品は2スロットしか占有しないため、ほかの拡張カードと組み合わせて使いたい人に。
メモリ容量重視派はうれしい手頃な価格Palit GeForce RTX 4060 Ti JetStream 16GB
RTX 4060 Ti(16GB)は8GB版と多くのシーンにおいて性能に差はないが、「BIOHAZARD RE:4」のようにビデオメモリを多量に必要とするゲームや生成系AIでは優位性がある。とはいえ、ビデオメモリが16GBになっても上位のRTX 4070には性能的にかなわない点は注意。
現ミドルレンジのスタンダードな仕様PNY GeForce RTX 4060 Ti 8GB VERTO VERTO ダブルファン
シンプルな設計のデュアルファン搭載クーラーを搭載したRTX 4060 Ti(8GB)搭載カード。GPU性能とビデオメモリ容量的にはAAAタイトルの高画質プレイにはややもの足りないが、画質を適度に抑えればフルHDで快適にプレイでき、DLSS FG対応ゲームにも活かせる。
コンパクトPC強化の福音となる小型カードGIGABYTE GeForce RTX 4060 OC Low Profile 8G
RTX 4060をLow Profileカードに収めたことで、ブック型の省スペースPCにも組み込めるようにした製品。ただし補助電源はカード後部に横出しで装着するので、奥行きは最低でも18.2cmが必須。小型カードなのにHDMI×2を含む最大4系統出力が可能なのもうれしい。
シングルファン仕様でカードサイズを小型にZOTAC GAMING GeForce RTX 4060 8GB SOLO
全長16.3cm、Mini-ITXマザーの幅に収まるショート基板を使ったカード、それも現行GPUを搭載したモデルは今では貴重な存在と言える。シングルファン仕様なので冷却力は控えめだが、RTX 4060なので安心して使える。ジャスト2スロット厚なので組み込みやすさも良好だ。
シンプル設計で価格も抑えた1枚GALAKURO GAMING GG-RTX4060-E8GB/SF
RTX 4060搭載カードとしては2023年12月中旬時点で最安の一角。こちらもZOTAC製品と同様にショート基板&シングルファン仕様なので組み込むPCケースを選ばない。静音性を重視するなら、同社の「GALAKURO GAMING GG-RTX4060-E8GB/OC/DF」もオススメだ。
Radeonで最強クラスの大型クーラー搭載ASRock AMD Radeon RX 7900 XTX Taichi White 24GB OC
今流行の白系パーツで固めつつ、かつ最高のRadeon環境が欲しいならまずこのカードを検討したい。Radeon最強のRX 7900 XTXとトリプルファン仕様の巨大クーラーの組み合わせで冷却も静音性もキッチリ両立。ただし補助電源は8ピン×3のファクトリーOC仕様なので注意。
シンプルなデザインの最上位Radeon搭載機Sapphire PULSE AMD Radeon RX 7900 XTX 24GB
これもRX 7900 XTX搭載カードだが、左のASRock製カードとは対照的な黒系&発光機能のないカチッとしたデザインが特徴。HDMI出力を1系統しか持たないカードが多い中、本製品はHDMI 2.1を2系統も搭載する。こちらもファクトリーOC仕様なので補助電源は8ピン×3構成だ。
RGB LEDの稲妻が走る大迫力の大型クーラーASRock AMD Radeon RX 7900 XT Phantom Gaming 20GB OC
Radeonの準ハイエンドRX 7900 XTはビデオメモリ搭載量においてRX7900 XTXより4GB少ない一方で、RTX 4080よりも4GB多い。ビデオメモリが重要になるRAW現像や動画編集に挑みたいが最上位は予算的に厳しいと言う人向け。トリプルファン仕様のクーラーなので冷却力もバッチリ。
強力な冷却性能を活かして高ブーストクロックを実現Sapphire NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XT Vapor-X 20GB
Sapphire自慢のベイパーチャンバーベースと肉厚(3.5スロット)の大型クーラーの組み合わせで高い冷却性能を確保。vBIOSはブーストクロック2.68GHzのOC仕様だが、カード上のスイッチを物理的に切り換えることでブーストクロック2.4GHzのリファレンス仕様で運用可能だ。
ライバルにない魅力も10万で買える中上位機Sapphire AMD Radeon RX 7800 XT 16GB
アンダー10万円かつ現行GPUという枠の中ではビデオメモリ16GBを誇り、WQHD〜4Kを狙える強力なGPUコアを備えたRX 7800 XTが狙い目。今後正式実装されるAMDのフレーム生成技術AFMFを狙っている人には注目の1枚。カードデザインがリファレンス仕様というのもよい。
価格面のメリットは◎コスパ重視のミドルレンジSapphire PULSE AMD Radeon RX 7700 XT 12GB
RX 7700 XTはスペック・設計的にRTX 4070と競合。生成系AIではGeForceにやや後れをとっているが、定番タイトルを高〜やや高設定で攻めるならRTX 4070より安価で流通している本製品が狙い目だ。デュアルファン仕様だがカード長は28cmとやや大型なので冷却性能も十分。
クラス越えの冷却性能で耐久性面の余裕もアップASRock AMD Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC
高耐久設計で名をはせたASRockのSteel Legendを冠したRX 7600搭載カード。あえて大型のトリプルファン仕様にすることで冷却力に十分な余力を持たせ、搭載パーツの劣化を抑えるコンセプトの製品。ファンはRGB LED仕様だが消灯することももちろん可能だ。
シンプルなデザインの使いやすいデュアルファンASUS Dual Radeon RX 7600 V2 OC Edition 8GB GDDR6
最新のRadeonはGeForceに比べショート基板モデルが少ないが、本製品は全長20.5cmのコンパクトな設計を特徴としたRX 7600搭載カード。口径は小さいながらもデュアルファン仕様ゆえ静音性と冷却力のバランスに優れる。RX 7600としては最安級であるため低予算自作にも適している。
高さも抑えたコンパクトなRadeon玄人志向 RD-RX7600-E8GB
これもコンパクト志向の設計を採用したシンプルなRX 7600搭載カード。価格的にも本項で紹介しているASUSTeK製カードと大差ない。安価ゆえ設計的に特筆すべき点はないが、あちらより若干薄いジャスト2スロット厚なので、ほかの拡張カードの使用も考えている人向けと言える。
Arc Aシリーズ最後のピースASRock Intel Arc A580 Challenger 8GB OC
ブーストクロック:2.0GHz●ビデオメモリ(バス幅):GDDR6 8GB(256bit)●メモリ速度:16Gbps●インターフェース:DisplayPort×3、HDMI 2.0b×1●対応スロット:PCI Express 4.0 x16●占有スロット数:3スロット●カード長:27.1cm
*16ピン=12VHPWRもしくは12V-2x6
[TEXT:加藤勝明]
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今回は、2023年末に休刊したDOS/V POWER REPORT「2024年冬号」の記事をまるごと掲載しています。
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