ボクたちが愛した、想い出のレトロゲームたち
デカキャラが衝撃的だった「ザナドゥ」
2017年3月22日 08:10
今週より新コーナー「ボクたちが愛した、想い出のレトロパソコン・ゲームたち」を始めます。想い出のレトロパソコンやゲームを写真とともに振り返るコーナーで、今回紹介するのは日本ファルコムが1985年に発売した「ザナドゥ」。
ダンジョンの奥深くに潜むキングドラゴン・ガルシスを倒すべくプレイするRPGですが、出現する敵の総数が決まっているためにリソース管理が必要といった、今のRPGと比べると珍しい要素が特徴の一つでした。
熟練度と呼ばれるパラメータを持ち、弱くても使い慣れた武器の方が、1から2ランク上の初めて扱う武器よりも大きなダメージを与えるなど、今でも唸らされる部分があります。
何よりも、ボスキャラクターが主人公の何倍も大きなデカキャラとして登場する演出は、当時度肝を抜かされたもの。可愛らしい主人公に反して難易度は高く、特集を組んだ雑誌は売れ行きを伸ばしたとの話もあります。広告も、大作に相応しいボリュームで構成されていました。
続編として、翌86年にさまざまな要素を追加した「ザナドゥ・シナリオII」も発売されています。こちらは「世界樹の迷宮」シリーズのBGMなどでお馴染みの、古代祐三氏のデビュー作でした。
ボクたちが愛した、想い出のレトロゲームたち 連載一覧
- デカキャラが衝撃的だった「ザナドゥ」
- RPGが一気に身近なものに感じられた「ハイドライド」
- “スペースキーに重し”がキーワード!? 「夢幻の心臓II」
- PC-8801mkIISRの人気を不動のものにした「テグザー」
- ボクたちの堀井雄二さん作品といえば、コレ!「ポートピア連続殺人事件」
- 誰もが知っている“ボンバーマン”の元となった「爆弾男」
- “ボンドソフト”の名前を一躍有名にした名作「タイムシークレット」
- 日本での初期RPGの代名詞とも言える「ザ・ブラックオニキス」
- MSX用のベストゲームとして挙げる人も多い「グラディウス2」
- コンピュータRPGの原点とも言える「ウィザードリィ シナリオ#1」
- 光栄の歴史シミュレーションシリーズ、その柱となる1本にして今も新作が続く「三國志」
- ザインソフトの名前を広く知らしめた「トリトーン」
- 数多くの機種にハイクオリティな移植を実現したマイコンソフトの「パックマン」
- スクウェアとサンライズがタッグを組んだ「クルーズチェイサー ブラスティー」
- 可愛らしい絵柄とは裏腹に歯ごたえあるアクションゲームだった「メルヘン・ヴェール」
- 全世界で大ヒットを記録した歯ごたえあるアクションパズルゲーム「ロードランナー」
- テレネットの底力がいかんなく発揮されたアクションゲーム「夢幻戦士ヴァリス」
- これぞハードボイルドゲームの傑作といえる1本「マンハッタン・レクイエム ~闇に翔ぶ天使たち~」
- X68000の機能を活かしたアーケードクオリティのアクションゲーム「GENOCIDE」
- シンプルな画面に隠された謎に夢中になった「MYSTERY HOUSE」
- ポニカの強み、版権ものタイトルの1本として登場した「南極物語」
- 今も続く「A列車で行こう」シリーズの元祖がここにある
- 木村明広氏の美麗なビジュアルシーンが印象的なRPG「エメラルドドラゴン」
- シンキングラビットがおくるミステリアドベンチャーの傑作「道化師殺人事件」
- ボーステックから発売された、謎多きゲーム「レリクス」
- 敵をよけつつ岩を運ぶアクションパズルの名作 デービーソフトの「フラッピー」
- 初期アドベンチャーゲームの傑作にして、今も語り継がれる「デゼニランド」
- 巨大なスケールと隠された謎の多さに驚かされた名作第2弾「ハイドライド2」
- シリーズ1作目にして高い完成度を誇った光栄の「信長の野望」
- あの名作シューティングがついにPC-88シリーズにも移植された!「ゼビウス」
- デカキャラとの戦いが3Dアクションで展開された呉ソフトウェア工房の「アルゴー」
- モンスターヒット作があらゆる面でパワーアップして帰ってきた!「ザナドゥ シナリオII」
- 「テグザー」に続く、ゲームアーツの傑作タイトル「シルフィード」
- 中村光一氏の大ヒット作にして、数多くの機種へと移植された名作「ドア・ドア」
- コンテストグランプリを受賞した、シミュレーションRPGの先駆けとも言える「ボコスカウォーズ」
- “集まれ!”“散れ!“の吹き出しがユニークだった「大脱走」
- 「スペシャル」「パンチボール」じゃない元祖「マリオブラザーズ」が、パソコンに移植されていた!
- あの「グラディウス」が、ついにPC-8801mkIISRシリーズに移植された!が……
- デモシーンやBGMに心を震わせた、日本テレネット初期の名作「ファイナルゾーン」
- とんでもない難易度は数々の悲喜こもごもな思い出をもたらした「ロマンシア」
- スターアーサーシリーズ3部作はここから始まった「惑星メフィウス」
- あの「ゼビウス」っぽいゲームをPC-8801でも遊べた!~1983年発売「アルフォス」~
- 可愛らしいキャラクターと考えられた謎にプレイヤーが魅せられた「サラダの国のトマト姫」
- いつまでも耳に残るサウンドが印象的だった珠玉の1本「ボスコニアン」
- シンプルなルールと熱い攻防、ノリの良いBGMが揃った秀作「魔城伝説」
- 名作「ウィザードリィ」の2作目が遂に国産パソコンで遊べるように「ウィザードリィ #2 - Knight of Diamonds」
- チェスとアクションゲームが融合した、ユニークな名作「アーコン」
- あの「爆弾男」が3Dになった!? 「三次元ボンバーマン」
- 時空を越える演出が魅力の「タイムトンネル」、物語は前作よりも壮大なスケールで展開
- 街角ソフトハウスがオールマシン語のゲームを発売、エンジョイ・ソフトの「町にワルガキがやって来た!」
- スターアーサーの冒険、再び! T&E SOFTの「暗黒星雲」
- コンパクトながらもツボを抑えたリバーヒルソフト初期の秀作ミステリアドベンチャー「手掛りを探せ」
- アーケードゲームライクなシューティングゲームが自宅でプレイ可能になった「ルクソール」
- “アイコンで行動を選ぶ”斬新なシステムに感心した「太陽の神殿 ~ASTEKA II~」
- その移植度の高さに驚愕した「沙羅曼蛇(サラマンダ)」
- あの「オレたちひょうきん族」のあみだくじがゲームになってた!? ポニカの「あーみだーくじ」
- ゲーセンで流行った陣取りゲームがパソコンでも遊べる!「QIX(クイックス)」
- 100部屋全部をひっくるめてのパズルゲーム「ザ・キャッスル」
- 人間の心理を突いたマップに悩まされる人が続出したアクションRPG「ゼリアード」
- ミリカの美しいCGに心躍らせた『ザース 人工頭脳オリオンの奪還』
- 光栄の歴史三部作シリーズ、その一翼を担った『蒼き狼と白き牝鹿』
- 全世界よ、これが日本のアドベンチャー・ゲームだ! コンプティーク『カムイの剣』
- 日本からアメリカまで、ヨットで太平洋を横断するスケールの大きなゲーム『セーリングクルーザー入門 太平洋横断11000km』
- 散々苦労させられた『サザンクロス』
- “大戦略”のソフトハウスがリリースした意外なアクションゲーム『冒険浪漫』
- まさに“前代未聞麻薬的爽快遊技”な傑作『ドラゴンスレイヤー』
- 執刀医ではなく麻酔科医の仕事がゲームになった!? 『Dr.麻酔科医』
- アニメーションするダンジョン、戦闘シーン……すべてが眩しかった ~1984年登場 『リザード』~
- あのアーケードゲームがそっくりそのまま動いた衝撃! 『X68000版 グラディウス』
- 可愛らしい“ちゃっくん”が自宅のパソコンでも動いた! 『ちゃっくんぽっぷ』
- 難易度 五つ星のファンタジーアドベンチャー『ドリームランド』
- マイコン初期時代に流行した野球拳の1本、九十九電機の『美少女ひっぱがしゲーム』
- スターアーサー伝説3部作のラストを飾った『テラ4001』
- 基本ゲームシステムはロードランナーと同じ!? 『ファンキーモンキー』
- 描画速度の速さに驚いた日本ファルコムの『デーモンズリング』
- “ハイドライド”の内藤時浩氏による商業デビュー作『コスモミューター』
- 90年代にゲームセンターで見かけた、あのゲームの元祖がここに『キャノンボール』~
- 名プログラマの森田和郎氏が手がけたフルカラースクロールアクションRPG『リグラス』
- 家族4人+1匹でドラゴンに立ち向かう『ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー』
- コンテストで最優秀賞を獲得、マジカル ズゥのアドベンチャー『黄金の墓』
- 幾千通りものシナリオを体験できた『ティル・ナ・ノーグ <ダーナの末裔>』
- 現在も続く「大戦略」シリーズの始まり『現代大戦略』